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2019年9月の水関連株式市場

10/18(金) 15:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報を転載したものです。

9月の投資環境

9月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、米中の閣僚級通商協議の10月開催が合意されたことを受けリスク回避の動きが後退し、上旬から上昇基調となりました。中旬に欧州中央銀行(ECB)が予想どおり金融緩和策を実施したことも株式市場の上昇要因となりました。月後半には米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが決定されたものの今後の政策金利予想の見方が分かれたことや、ユーロ圏およびドイツの購買担当者景気指数(PMI)の低下、米トランプ大統領弾劾に向けた動き、トランプ政権が米国に上場している中国株式の上場廃止を検討しているとの報道などを受けて下落したものの、月間では上昇となりました。

業種別では、金融、エネルギー、素材、公益などが市場平均を上回って上昇しました。一方、ヘルスケアは下落、コミュニケーション・サービス、情報技術は小幅な上昇にとどまりました。

こうした中、水関連企業(現地通貨ベース)の株価も上昇しました。3セグメント全てが上昇しましたが、装置製造エンジニアリングセクターがもっとも堅調でした。

上下水道セクターではぺノン・グループやベオリア・エンバイロメント等の上昇がパフォーマンスに貢献しました。ぺノン・グループは業績が堅調に推移する廃棄物処理事業について事業価値を最大にすべく分社化など戦略的な見直しの可能性が期待されています。同業界のM&A(合併・買収)事例での評価をみると現在の同社における評価よりも高くなっています。ベオリア・エンバイロメントは水道や廃棄物処理などコア事業の成長見通しが良好であることが評価され株価が上昇しました。一方、カントン・インベストメントは中国経済の鈍化が見込まれる中で不動産事業の不透明感から株価が下落しました。

装置製造エンジニアリングセクターでは、キャンテル・メディカルは利益率の悪化とコスト削減策の遅れなどから来年の業績見通しが予想を下回り株価が下落しました。

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最終更新:10/18(金) 15:00
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