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夜9時へ枠移動 小田隆一郎GPが語る「Mステ」の哲学、タモリ、そして未来…

10/18(金) 8:40配信

オトナンサー

 大型特番や深夜放送が主流の現在の音楽番組で、1986年の放送開始以来33年にわたって金曜午後8時からレギュラー生放送を続けているテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」が、10月25日から金曜午後9時に枠移動します。

 ティーン層に人気のアーティストが多数出演してきた同番組。枠移動に伴い「ターゲットは年配層になるのか」「演歌がメインになるのでは」と尋ねられることもあるそうですが、小田隆一郎・ゼネラルプロデューサーは「決してそうではありません」と説明します。

 小田さんに、同番組へのこだわりやMCを務めるタモリさんの存在、今後の展望について聞きました。

ティーン層向け音楽番組の姿勢貫く

「今まで通り、ティーン層に向けた音楽番組という姿勢を貫きます。それに加えて、M1層(20~34歳男性)やF1層(20~34歳女性)などの帰宅率が上がる時間帯ですので、そういう方にも見ていただきたいです。お仕事をされている方にとって、夜8時にテレビに向かうのはなかなか難しいこと。夜9時になることで、これまで以上に視聴者の多様性が生まれると思っています。ティーン層を含む個人視聴率は、夜9時の方が高いとされていますから。

キャスティングの方向性を変えることもありません。ただ、若者に人気のアーティストを、大人の方にも興味を持ってもらえるようなトークやVTRなど、全体的なパッケージで見せていきたいと考えています」(小田さん)

 以前は「ザ・ベストテン」(TBS系)や「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ系)など、生放送の音楽番組が数多く存在しました。小田さんは「各局、時代のニーズに合わせて、ゴールデン帯の音楽番組をスタートさせたり終了させたりしていますが、Mステはずっと生放送という伝統を守って放送を続けています」と語ります。

「世間の音楽へのアプローチの仕方は、時代と共に変わるじゃないですか。今はスマホで音楽が聴けますし、動画だってあります。必然的に、家に帰って、テレビで好きな歌手を見たいというモチベーションが低くなる傾向にあると思います。それにより、よりコアな音楽ファンのニーズに対応すべく、深夜番組にしたり、あるいは長尺のお祭り的な特番にするのが今のトレンドです。

ただ、世の中の人が音楽を聴かなくなったり、音楽好きが減っているわけではないので…テレビでやれることはまだまだあると思っています」

 しかし、音楽番組は入念なリハーサルによって作られるもので、同番組は生放送ゆえの苦労も多いといいます。

「朝からリハーサル時間を確保して、アーティストの方には何回も歌っていただく必要があります。それに、Mステは生放送ですから、セット転換などを含めて放送時間内に収めないといけません。そのため、スタッフの人数もかなり多いです。収録番組なら1回に2本分撮ることが普通なのでコスト削減にもなりますが、われわれは生の緊張感を大切にしてきたので」

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最終更新:10/18(金) 11:33
オトナンサー

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