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オフィス街の「エコ配」で人手不足解消なるか

10/18(金) 5:15配信

東洋経済オンライン

 「たくさん稼げるのでありがたいですね」

 現在、広告会社で新規事業立ち上げの仕事を担当し、在宅勤務している30代男性は笑顔でこう語る。この男性がアルバイトとして働いている先は、アスクル傘下の配送事業者・エコ配の「ecohai Flex(エコ配フレックス)」だ。

【写真】エコ配フレックスではスマホでシフトや出退勤を管理する

 2019年2月にサービスがスタートし、東京都中央区と渋谷区の一部が配送エリアとなっている。配送員が担当するエリアは半径1km圏内であり、台車で荷物を配送する。荷物は親会社であるアスクルの法人向けオフィス用品がほとんどで、「時給3000円も可能」との触れ込みで配送を担うアルバイトを集めている。

■1シフト平均で40個の荷物を配送

 配送員は「フレックス・クルー」と呼ばれる。勤務時間帯(シフト)は「9時から12時」「10時から14時」「16時から18時」までの3つ。申し込み可能な時間帯は10日前に公開され、当日朝7時までならキャンセルもできる。

 シフト時間前に事業所に集合し、スマートフォンの専用アプリを見ながら、台車に荷物を積み込み、事業所近くのビル群へ向かう。

 フレックス・クルーは1回のシフトで平均40個強の荷物を配送するため、事業所と配送先を平均で3~4回往復する。ただし、「企業が密集しているエリアで移動距離が比較的短いので、あまり負担には感じない」と冒頭の男性は言う。

 クルーが受け取る、荷物1個当たりの報酬は変動制だ。「天候やシフトの入り具合をみながら、(1個)120円から150円までで変動させている。キャンペーン時は単価が180円まで上昇することもある。人(配送員)を集めるためにも単価を高く設定した」(エコ配広報)。

 冒頭の男性は求人情報誌を見てエコ配フレックスに応募した。この男性が勤める広告会社は副業が認められており、「なまった体を鍛えながら稼ぐことのできる副業を探していたのでちょうどいい」と話す。「7月の実働時間は29時間弱。単価150円の荷物を合計774個運んだので、時給換算で4000円くらいになる」(同男性)。

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最終更新:10/18(金) 14:03
東洋経済オンライン

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