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原監督は藤田監督以来の監督復帰1年目、史上初の3期目での日本一になれるのか?

10/19(土) 11:01配信

週刊ベースボールONLINE

 今年のセ・リーグは巨人が2012年以来のリーグ優勝を果たし、CSでもファーストステージを勝ち上がった阪神を退け、日本シリーズへと駒を進めた。原辰徳監督は3度目の監督起用に見事に応えた形となったが、仮に日本シリーズ制覇となると、巨人の偉大な先輩の記録に並ぶことになる。

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巨人では藤田元司だけが記録

 巨人を率いたことのある人物の中で、監督復帰初年度に日本シリーズを制覇した経験があるのは、1989年に巨人を率いた藤田元司氏のみ。1964年に引退した後はコーチやスカウトを歴任し、1981年に巨人の監督に就任。1983年まで監督を務め、日本一1回、リーグ優勝2回という成績を残した。その後、1989年に再び監督に就任すると、この年もリーグ優勝を果たし、日本シリーズでは近鉄を下して日本一となった。

 同じように「監督復帰1年目でリーグ優勝し、日本一にも輝いた」という人物は、他球団では1985年に阪神を率いた吉田義男氏と、1954年に中日を率いた天知俊一氏のみ。1950年に日本シリーズが始まって以降、この3例しかない珍しい記録なのだ。今回、原監督は「監督復帰1年目でリーグ優勝」までは並んだが、次は史上4人目の「監督復帰1年目での日本一」への挑戦となる。

同一球団3期目での日本一となると史上初の快挙

 原監督は、今回の日本シリーズで「同一球団3期目での日本一」の記録に挑むことにもなる。「監督復帰1年目での日本一」は過去に3例あるが、実は同一球団の監督3期目で日本一になった人物はいない。同一球団を3期にわたり率いた経験があるのは、原監督と先述の阪神の吉田氏(1975~1977年、1985~1987年、1997~1998年)、中日を率いた天知氏(1950~1951年、1954年、1957~1958年)のみ。しかし、吉田氏と天知氏は2期目ではリーグ優勝と日本一を果たしているが、3期目では成し遂げられなかった。

 すでに原監督は、吉田氏も天知氏も成し遂げられなかった「同一球団3期目でのリーグ優勝」を果たしているが、もし日本一になれば、これに続くもう一つの「史上初」を得ることになる。

 今回の相手は日本シリーズ3連覇を目指すソフトバンク。南海、ダイエー時代を含むと史上最多の11度目の顔合わせとなった。これまでの日本シリーズでの対戦成績は巨人が9度の日本一に輝いており、過去の例を見る限りでは巨人が有利。

 とはいえ、2012年に巨人が日本一(このときも原監督が率いていた)になって以降は、パ・リーグのチームが6連覇中とセ・リーグは押され気味。原監督は偉大な先輩の記録に並ぶとともに、史上初の記録達成となるのか。日本シリーズは本日開幕だ。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:10/19(土) 11:07
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