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ボルボはEV版の「XC40」を皮切りに、ゼロエミッション化を加速する

10/19(土) 14:11配信

WIRED.jp

ボルボは約10年前に安全性を追求していくと宣言したとき、ボルボ車に搭乗中の事故による死者・重傷者数を2020年までにゼロにする計画を打ち出していた。同社は今年に入ってから目標の達成は難しいと認めたものの(理由のひとつにドライヴァーの「マナーの悪さ」を挙げている)、現在販売中のクルマには先進的な安全システムを数多く搭載している。

【記事の全画像】ボルボの小型SUV新モデル「XC40 Recharge」

クルマが道路の外に飛び出してしまった際の負傷を抑え、脇見運転には警告を発し、オオヘラジカが飛び出してこないかと監視までする。そんなスウェーデンの自動車メーカーであるボルボ(親会社は中国の吉利汽車)が、今度は別の野心的な目標を視野に入れている。カーボンフットプリントだ。

EVが地球温暖化の解決策になるという信念

ボルボは2025年までに二酸化炭素の排出量を40パーセント削減する目標を立てている。目標達成のために製造工程や事業指針を見直し、工場から新車を出荷する際の配送方法まで再検討する。

クルマ自体も重要な役割を果たす。ボルボは10月16日(米国時間)にロサンゼルスで発表会を開き、同ブランド初の完全電気自動車(EV)を誇らしげに披露した。小型SUV「XC40」のバッテリー駆動タイプで、その名も「XC40 Recharge」という。

ボルボは今後も継続的にEVを発表していく方針で、2025年までに収益の半分をEVで上げる目標を掲げている。ボルボは全車種を何らかのかたちで電動化する予定で、残りはハイブリッドということになる。

今回の新モデルに与えられた「Recharge」という呼称は、EVかプラグイン機能をもつ車種に与えられる。10月16日以降にボルボのプラグインハイブリッド車を買う顧客は、1年間は実質無料で充電できるという。居住地域の平均的な電気料金から計算して、電気料金分をボルボが“返金”する方式をとる。

「クルマでの移動をやめるということでは、地球温暖化問題の解決にはなりません」と、ボルボの最高技術責任者(CTO)であるヘンリク・グリーンは言う。「わたしたちとしては持続可能なかたちで人々に移動の自由を提供し続けたいのです。ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを徐々に改良していけば、地球温暖化問題も徐々に解決できるだろう、とはなりません。再生可能エネルギーを使って走り、生産にも再生可能エネルギーを使うEVに乗って初めて、地球温暖化問題が解決できるのです」

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最終更新:10/19(土) 14:11
WIRED.jp

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