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“どストライクの美女”を妻に迎えた男が、結婚3年目に離婚を考えた理由

10/19(土) 5:20配信

東京カレンダー

-この結婚、本当に正解だった?-

かつては見つめ合うことに夢中であった恋人同士が結婚し、夫婦になる。

非日常であったはずのときめきは日常となり、生活の中でみるみる色褪せていってしまう…。

当連載では、結婚3年目の危機にぶち当たった夫婦が男女交互に登場する。

危機を無事に乗り越える夫婦と、終わりを迎えてしまう夫婦。その違いは一体、どこにあるのか-?

前回は、「生活費7万円」じゃ全然足りないという妻の言い分を紹介した。今回は「生活費7万円」を言い渡した、夫の言い分を聞いてみよう。

金の切れ目が縁の切れ目?-夫の言い分-

夫:藤崎信之(仮名)
年齢:33歳
職業:出版社勤務


「こんなはずじゃなかった…って?妻はそんな風に言っていましたか。そうですか。でもそれを言うなら僕だって同じだ。千紗がまさか、こんなに変わってしまうなんて、結婚前には想像もしていなかった」

神楽坂にあるバーのカウンターで信之はどこか割り切った表情でそう言った。

妻の千紗も随分と鬱憤を溜め込んでいたが、信之には彼なりに、相当言いたいことがあるらしい。

「まあ、僕の見る目がなかったと言ってしまえばそれまでです。彼女の本質を見抜けなかったんだから。だけど…可愛かったんですよ、出会った頃の千紗。僕が言うのもアレだけど、華も色気もあるしいい女でしょう?なんだかんだ綺麗事を言ってみても、男は美人に弱い生き物なんですよ、仕方がない」

信之はそんな風に愚痴ったあと、妻の千紗が結婚後、いかに変わってしまったかについて語り始めた。

妻が専業主婦になった経緯

「専業主婦になれば?と言ったのは、彼女が仕事の愚痴ばかりこぼしていたからです」

信之は、千紗が専業主婦になった経緯をそう話す。

なんでも、千紗は不動産会社の秘書室で働いていたが、同じ部署のお局と反りが合わないとかで、随分ストレスを抱えていたのだという。

「妻にやりたくない仕事を続けさせるなんて、男としてどうかと思うじゃないですか。僕も一応、大手出版社に勤めているし、養ってやれないわけじゃない。それで、仕事は辞めたらいいよと伝えたんです。

もちろん、華やかな彼女が、ファッションや美容に少なくない額を使っていることは知っていました。でもそれは結婚し、家庭に入るなら節約するのが当然。僕はサラリーマンです。湯水のようにお金があるわけじゃないことくらい、いちいち説明しなくてもわかるでしょう」

信之の言葉で、結婚と同時に仕事を辞めた千紗は結婚当初、毎日楽しそうにせっせと家事をこなしてくれたという。

九段下に借りたマンションにも「すごい素敵!」と目を輝かせ、「毎日家事頑張るね」などと殊勝なことを言ってくれていた。

正直、結婚するまで実家暮らしだった千紗の家事スキルは高くない。しかし朝は和食派の信之のために、夫より1時間早く起き、焼き魚付きの朝食を用意してくれるなど一生懸命だった。

だからこそ信之も、できる限り妻の要望に応えてやりたいと思ったという。

「正直、毎月のカード請求額は、予想をはるかに超えていました。でもまあ、いきなり節約を強いるのも男として情けないし、何より慣れない家事を頑張ってくれている千紗がいじらしくて可愛いかったから、どうにか貯金を切り崩しつつやりくりしていたわけです。

僕だって、彼女がおしゃれすることには賛成なんです。何度も言いますが、千紗は可愛いし、服もジュエリーも、似合うものを買ってあげたい気持ちは山々なんですよ」

ところが、結婚して1年が経つ頃から、だんだん妻の手抜きが目立つようになっていったと信之は話す。

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最終更新:10/19(土) 5:20
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