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人付き合いでムダ多い夫 妻が決断した赤字家計打開策

10/20(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

■老後資金3000万円見込め、貯蓄に無関心

ただ、貯蓄をする手段として社内預金を天引きで利用しており、そこでお金がたまり、外壁修理に150万円を支払うことなどができているそうです。この社内預金を中心にHさんのご家庭の預貯金は合計で約250万円ありますが、教育資金にも老後資金にも足りません。

話をうかがっていると、どうやら夫は老後資金については関心がなく、教育費程度が準備できればよいと考えている様子です。というのも、退職金は一時金で2200万円ほどもらえる見込みです。加えて企業年金として企業型確定拠出年金があり、預金ではなく投資信託で運用をしています。それが今のところ800万円になっており、あと10年積み立てると、もう少し増えるだろうと考えているのだそうです。今の段階で3000万円以上の老後資金があることがわかっているので、毎月の家計からの預貯金にはこだわらない、ということらしいのです。

先の金融審議会の報告書「高齢社会における資産形成・管理」では老後資金は2000万円準備したいとありましたが、実際には、生活費以外に介護医療費、旅行などの娯楽費もかかります。お子さんの結婚式などの費用を負担するケースもありますし、長い人生、何が起こるかわかりません。今の暮らし方を継続していると、老後に生活費にかかるお金がかさむ場合も大いにあり得ます。そうなると、3000万円で安心、とは言っていられない状況になるのです。

生活費があまりかからない習慣をつくっておく、今後何にお金をかけたいかという計画を立てておくなどすることは、老後を迎えるにあたり、とても大切なことです。

このようなことをお伝えすると、夫も思うところがあったようで、支出の見直しに興味を示し始めました。

■ローン借り換えなどで月4万円の黒字に

Hさんの家庭では、基本的な生活の支出はよく抑えられていると思います。ただ、少しずつ支出を下げることは可能なようでしたので、外食や食材の購入の仕方などを検討して食費を下げるようにしていきました。合わせて日用品の購入の仕方、在庫の持ち方もルール化し、購入は週末の安売りの時、在庫は1つだけ余分に持つということにすると支出を減らせました。スマートフォンも契約内容の見直しをしました。

住宅ローンは、シミュレーションサイトにローン残高、返済年数、金利を入れてみると、今よりも毎月の返済額がグッと減ることが分かりました。金利が低いものに借り換えができると、ボーナス払いをせずとも、今の毎月の返済額に2000円ほど上乗せするだけで、支払いを同じ年数で終えられることが分かりました。借り換えの手数料を支払っても、総額で200万円以上安くなることが分かり、早速申し込みをしたそうです。

加えて、10月から幼児教育無償化が始まるため、10月の幼稚園代の引き落としはない予定です。支払いは通園バス代と給食費だけとなります。

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最終更新:10/20(日) 7:47
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