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母親は女を捨てるべき? 不安をあおる絵本は必要? 東大卒ママが心情を吐露〈dot.〉

10/20(日) 16:09配信

AERA dot.

 うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格。ベストセラー『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』の著者・杉山奈津子さんが、今や5歳児母。日々子育てに奮闘する中で見えてきた“なっちゃん流教育論”をお届けします。

 この連載が本になりました。タイトルは『東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』です。杉山さん自身が心理カウンセラーとして学んできた学術的根拠も交えつつ語る「私の育児論」を、ぜひご覧ください。

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 有名な絵本作家に、のぶみさんという方がいらっしゃいます。ふと見たテレビ番組で特集されていて、たまたま名前を知りました。いじめや不登校を経験し、高校で不良グループの中心人物になった後に絵本作家になるという、随分と変わった経歴が印象的でした。

 以前、子ども向け番組で長年活躍していた「だいすけお兄さん」が歌うということで話題になった曲「あたしおかあさんだから」がネットで騒がれていました。調べると、その曲を作詞したのが、以前テレビで見た「のぶみさん」でした。

■おかあさんは女を捨てて、全部子どもを優先するべきなのか

 この曲には賛否両論が吹き荒れ、私も以前、ここのコラムで「否」を唱えさせてもらいました。

 この曲の歌詞には、おかあさんは「女を捨ててがまんして、時間もお金も全部子どもを優先する」という意味の言葉がずらずらと並んでいて、母親としては読んだだけで「そうやって頑張らないといけない」と押し付けられている気分になり、どっと疲れるのです。

 そして先日、この歌でビックリしたことがありました。私はずっと、この「あたしおかあさんだから」は、母親に向けてつくった歌だと思っていたのです。理由は、だいすけお兄さんが番組をやめるとき、母親たちの間で「だいすけロス」という現象が生まれたからです。

 子どもたちと一緒にずっとテレビを見てきたお母さんたちが、お兄さんが番組からいなくなることがどこか寂しいと感じたことを表現したものです。しかし、曲が配信されていたのは、なんと、子ども向け番組でした。

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最終更新:10/20(日) 16:35
AERA dot.

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