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ほぼ無音の“空飛ぶクルマ”は実現するか:ラリー・ペイジのスタートアップ、大きく進歩した試作機を披露

10/20(日) 12:11配信

WIRED.jp

グーグルの創業者ラリー・ペイジが出資する“空飛ぶタクシー”を開発するキティホーク(Kitty Hawk)が、このほど新たなコンセプトモデルを発表した。前進翼をもつ斬新なスタイルの8モーター搭載機で、従来型のヘリコプターに比べて100倍の静音性を誇るというものだ。

【動画】キティホークの垂直離着機Heavisideをみる

カリフォルニア州マウンテンヴューを本拠地とするキティホークは、この新型機を「Heaviside」と名付けた。20世紀初頭に数学や電気工学、通信の分野で多彩な理論を展開し、革新の先頭に立った著名な物理学者であり、電気技師でもあったオリヴァー・ヘヴィサイドにちなんだ名である。

着実に進化した技術

Heavisideの登場を最初に報じた「TechCrunch」によると、この新型機の開発には2年に及ぶ月日が費やされたという。「空飛ぶクルマ」の異名をもつ電動式のほかの垂直離着陸機(VTOL)に比べて、明らかに性能がアップしている。

同社はこれまでさまざまなコンセプトや試作機を発表してきたが、飛行高度の点でHeavisideに勝るものはない。キティホークの広報担当者によると、これまでのところ遠隔操作によるHeavisideの試験飛行はすべて成功しているという。

キティホークが自社の航空機を公開するのは今回が3回目となる。1機目の「Flyer」は、地上3~10フィート(91~305cm)をホヴァリング飛行できる1人乗りのレクリエーション用小型機だった。それより大型でニュージーランドでテスト飛行中の「Cora」は、10基のローターを備え、Uberに代表される空飛ぶタクシー(エアタクシー)の市場をターゲットとしている。

Heavisideにはどんなゴールが設定されているのか、キティホークはほとんど説明していない。しかし、この機の洗練された外観と戦略的に備えられた高度な静音機能のおかげで、同社はアーバンモビリティの王座を狙う有力候補になりつつあるようだ。

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最終更新:10/21(月) 4:33
WIRED.jp

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