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フランスの“消えた天才”グルキュフがテニスプレーヤーへ驚きの転身! 「上に行ける」と太鼓判も

10/20(日) 7:30配信

SOCCER DIGEST Web

「小さなジダン」と称された男

 また一人のフットボーラーが別のプロスポーツ選手としての道を歩み出したようだ。

 現地時間10月18日に『Ouest France』をはじめとするフランス・メディアが一斉に報じたのは、元フランス代表MFヨアン・グルキュフが現在テニスプレーヤーとしての転身を図っているという一報だ。

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 現在33歳のグルキュフは、ロリアンやスタッド・レンヌ、アルジェリア代表などを率い、現在はナントの監督を務めるクリスティアン・グルキュフ氏を父親に持つサラブレッドで、2003-04シーズンにレンヌでプロデビューを飾った。

 卓越したテクニックや戦術眼、ゴールセンスと端正な顔立ちから、フランス国内で“プティ・ジダン(小さなジダン)”や“貴公子”の愛称で期待された大器は、怪我に苦しんだミランでは躓くも、2008年に加入したボルドーでは、トップ下として圧巻のパフォーマンスを披露。10シーズンぶりのリーグ・アン制覇を含む国内2冠に貢献した。

 世代別のフランス代表にも招集され、2008年にA代表デビューを飾ると、ジネディーヌ・ジダンに代わる、新たなマエストロ(司令塔)を求めていた国民の期待を集めた。だが、その内向的な性格が災いし、一部のベテラン陣との確執を生み、満足の行く活躍ができずに終わった。

 代表での失敗は、その後のクラブキャリアにも影響し、リヨンとレンヌと渡り歩くも、鳴かず飛ばず。昨夏に再起をかけてディジョンに加入したが、リーグ・アンで8試合の出場にとどまり、今年1月にクラブを退団していた。

 ディションを去ってからは、所属先もなかったため、一部では引退も囁かれ、“消えた天才”と揶揄されてもいた。そこに飛び込んできたのか、テニスプレーヤーへの転身という驚きの報である。

 元々、少年時代はサッカーとテニスの“二刀流”を続けていたグルキュフは、後者の腕前もプロ級だと言われていたが、その実力は本物だったようだ。『Ouest France』によれば、すでにフランス北西部のブルターニュにあるラルモール=プラージュのテニスチームに加入し、格上の相手から勝利を上げているという。

 グルキュフの初陣で対戦したジョエル・ゲロウは、『Ouest France』の取材で、元フランス代表MFを次のように称えている。

「彼は僕を喜ばせるためにわざとボールを出したり、ポイントを与えたりというような仕草は一切しなかった。それは素晴らしいと思ったね。そしてとても優雅で、高潔さを感じさせた。コンディションは良さそうだし、非常に規則的で、技術的にも問題はなさそうだ。少なくとも、もう少し上のレベルには行けると思うよ」

 テニスプレーヤーとして第一歩を踏み出したグルキュフ。もし4大大会に出場するようなことになれば、再び大きな注目を浴びることになるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

最終更新:10/20(日) 7:30
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