ここから本文です

両親と外食で気分悪く…「会食恐怖症」の50代女性、克服のために意識した3つのこと

10/20(日) 6:10配信

オトナンサー

 皆さんは「会食恐怖症」をご存じでしょうか。人前でご飯を食べようとすると耐えがたい不安や恐怖を感じ、吐き気が収まらなくなったり、震えが止まらなくなったりといった症状が出て、社会生活に支障をきたす病気です。神経症の一種である社交不安症の一つに分類されていて、精神科や心療内科での治療対象となる精神疾患です。子どもの頃から、長年悩んでいる人が多いのも特徴です。

 筆者も会食恐怖症を経験した一人です。克服しましたが、同じような悩みを持ち、苦しんでいる人を少しでも助けられればと、一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会を設立して相談を受けています。では、どのようにしたら会食恐怖症を克服できるのでしょうか。50代女性の体験を紹介しながら解説します。

会社の昼食会で自分だけ違うメニュー

 この女性は幼い頃から、両親と外食に行っても必ず気持ち悪くなってしまい、ご飯が食べられなかったそうです。人前で食べると、なぜ気持ち悪くなるのか分からないまま大人になり、社会人1年目の食事会で起きた出来事を境に症状が悪化、治療をしなければならないほどになりました。女性は次のように話してくれました。

「当時働いていた会社では、定期的に上司や先輩との昼食会がありました。初めての昼食会のとき、部長や先輩は『Bランチ』を選び、私だけ『Aランチ』だったのですが、食べる直前に部長から『あなただけAランチを頼むなんて偉くなったねえ』と言われました。緊張して手が震え出し、気分が悪くなって一口も食べることができなくなりました。

同席していた先輩が『(部長は)真面目な顔して冗談を言う人だから気にしなくて大丈夫だよ』と優しくフォローしてくれました。私もなるべく気にしないようにしていましたが、その後も部長がいる食事会では、その場面がフラッシュバックしてしまい、食事に手をつけられなくなってしまったのです」

 部長は、女性が自分とは異なるメニューを頼んだことから、「偉くなったねえ」と言いました。女性はこの体験があったことなども起因して、かしこまったレストランや目上の人がいる会食といった緊張しやすい場面では特に、食事ができなくなったそうです。

1/3ページ

最終更新:10/20(日) 8:13
オトナンサー

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい