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『ドラクエウォーク』人気に潜む3つの懸念。真の覇権ゲームになるには…

10/20(日) 8:51配信

週刊SPA!

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

 スマホゲームバブルが弾けて、最近ではたとえ有名シリーズの派生作であっても、ユーザーが思うように集まらなかったり、収益が上がらなかったりする厳しい状況となっています。そのなかで『ドラゴンクエストウォーク(以下ドラクエウォーク)』は9月12日の配信以来、セールスランキングで上位をキープし続け、上々の滑り出しを見せました。

 前回のコラムでは、なぜ『ドラクエウォーク』がスタートダッシュに成功したのか、3つの理由を挙げましたが、今回はその勢いを止めかねない懸念材料をチェックしていきたいと思います。これらを払拭して『ドラクエウォーク』は真の覇権ゲームとなれるでしょうか。

懸念その1:ガチャに対する逆風

『ドラクエウォーク』のヒットの要因のひとつとして、課金バランスの良さを前回挙げました。『ドラクエウォーク』は課金してガチャ(ふくびき)を引く楽しみ方はもちろん、チクチクとレベルを上げていけば無課金でもシナリオをクリアできます。

 とはいえ、やはりガチャが収益の柱になっているのは否めないところ。ガチャは海外では「ルートボックス」とも呼ばれ、世界的に規制の動きに向かっています。ベルギーではゲーム内のルートボックスが賭博関連法に触れるという見方が強まり、その影響もあってか任天堂は『ファイアーエムブレム ヒーローズ』のベルギーにおけるサービスを終了しています。『ドラクエウォーク』は国内向けのコンテンツですが、ガチャへの規制や逆風が強まれば『ポケモンGO』との比較もあり、ネガティブな印象を抱かれる可能性があります。

 また、課金バランスの崩壊も気がかりな点。ガチャを中心に据えているタイトルは、新規ユーザーの流入が止まり出した時点で、収益を維持するためにガチャへの誘導を強化するケースがよく見られます。そうなると無課金や微課金ユーザーはゲームを進めるのが困難になり、アクティブユーザーが減少し続ける悪循環に陥ります。

『ドラクエウォーク』には、歩数や戦闘数が変換される「マイレージポイント」がたまりやすくなる「ゴールドパス」という定額課金要素が存在します(1週間分1000円、4週間分3000円)。こちらの課金要素をサービス拡充のうえバリエーションも増やして、より広く普及させていく施策が、毎日歩くウォーキングゲームには適しているように感じます。

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最終更新:10/20(日) 9:57
週刊SPA!

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