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インフルエンザ予防接種は日米でこんなに違う! 親目線で「米国はハードル低い」と感じた理由〈AERA〉

10/22(火) 7:00配信

AERA dot.

 インフルエンザ予防接種の季節がやってまいりました。2019年は例年よりインフルエンザの流行が早く始まるといわれていますが、みなさん、またお子さん方は、もう予防接種を済まされましたか。
 
 でも、正直に言っていいですか。日本で予防接種を受けるの、とっても大変です。日本に住んでいるときは疑問にも思わなかった接種の方法、費用、病院の予約システムなど、アメリカに引っ越したいま振り返ってみると、しんどかったなと感じます。

 日本人のインフルエンザ予防接種実施率は49%(2016–17年)で、半分以上の人がしていないことになります。特に率が低いのは小さな子どもで、0~4歳児の実施率は37%くらい。1回しか接種していない子を含めたら(13歳未満用は2回打たないと十分な免疫ができないといわれていますよね)、その率はもっと低くなります。

 アメリカの予防接種実施率もそんなに高くはありません。18歳以上の大人では45.3%(2018–19年)で、毎年45%前後で推移しています。ただ、18歳未満の率はおおむね上がり続けており、2010–11年には51%だったのが、2018–19年には62.6%まで上昇しています。いちばん実施率が高い年齢グループは0~4歳児で、73.4%です。

 0歳児と3歳児を持つ一母親としては、納得感のある数字です。というのもこの年齢の子は病院に行く機会が多く、そこで予防接種をしてもらえる、あるいは処方箋を書いてもらえるからです。特に2歳以下の子は乳幼児健診へ行くたびに次の予約が自動的になされ、予約通り出向けば、病院側が必要なワクチンを用意してくれています(もちろん事前にアレルギーがあるか否かのヒヤリングがありますし、ワクチンの効果や副作用についての説明もされ、任意接種のワクチンは断ることもできます)。主導権が親でなく病院側にあることを不自由に感じる人もいるかもしれませんが、日本のように親側が予防接種のスケジュール調整に追われなくていいのは、個人的には川の流れに身を任せているような安心感があります。

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最終更新:10/22(火) 10:59
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