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即位祝賀パレードで注目が集まる、トヨタのフラッグシップモデル「センチュリー」とはどんなクルマか?

10/21(月) 17:19配信

Pen Online

「いつかはクラウン」という有名なフレーズがある。それでうっかり、トヨタの最高級車はクラウンだと思ってしまいがちだが、間違いだ。レクサスLSでもない。トヨタがつくる高級車ではあるが、別ブランドである。トヨタのフラッグシップモデルは、半世紀以上前からセンチュリーと決まっている。

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11月10日に延期された即位祝賀パレードで天皇皇后両陛下が乗車するのがセンチュリーのオープンカーだ。もちろん、特別仕様である。そもそも市販モデルにオープン仕様はない。約8000万円で内閣府が購入したという。とてもクルマとは思えない価格だが、市販モデルでも2000万円近いからこれでもお得なプライスなのかもしれない。

初めて登場したのは1967年。65年デビューの日産プレジデントに対抗する意味合いがあった。トヨタの始祖である豊田佐吉翁が誕生してから100年ということで、センチュリーの名が与えられた。初めてモデルチェンジしたのは97年。30年の長きにわたってつくり続けられたわけで、日本車としては最長寿記録になる。

3代目となる現行モデルは2018年6月に登場。今回のパレードで使われるクルマもこれがベースになっている。初代は3リッターV8、2代目は5リッターV12エンジンを搭載していたが、時代の流れに合わせてセンチュリーもハイブリッド車になった。最高出力381ps、最大トルク510Nmの5リッターV8エンジンに、224psの電動モーターとニッケル水素バッテリーを組み合わせている。先代レクサスLS600hのものとほぼ同じだ。

エネルギーユニットは燃費とパワーを両立させたモダンなシステムにアップデートされたが、変わらないのはエクステリアデザインだ。全長4980mm、全幅1890mmだった初代から5335mm、1930mmへとサイズは拡大したが、プロポーションはほぼ同じ。立派なグリルを持ち、凹凸の少ない端正なボディラインが重厚な美しさを感じさせる。キャビン後部の両側にあるCピラーが太いのは、このクルマは後部座席が最重要だということを示している。

センチュリーは、純然たるショーファーカーなのだ。原則として、オーナーは運転しない。後部座席に座り、快適な移動を楽しむ。ロールスロイスやベントレーですらドライバーズカーとして使われることが多くなっているのに、センチュリーはほぼ100%運転手付きで乗られている。

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最終更新:10/21(月) 17:19
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