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バイクの〈電子制御サスペンション〉とは? その歴史と機構を解説!【現代バイク用語の基礎知識2019】

10/21(月) 12:20配信

webオートバイ

電子制御サスペンションは、最先端の車両制御システムとして、注目を集める機能

【主な機能・効果】
1.ボタンひとつでセッティング変更可能
2.安全性、快適性、スポーツ性の共存

電子制御サスペンションの仕組みを写真とともに見る!

【主な採用モデル】
ホンダ CBR1000RR SP2、カワサキ Ninja ZX-10R SE、ヤマハ YZF-R1M、KTM 1290スーパーアドベンチャー、ドゥカティ ムルティストラーダ1200Sなど


電子制御サスペンションは、ライダーの好みに応じて前後サスペンションのダンパー特性をボタンひとつで調整できるシステムから始まった。

2004年のBMW「K1200S」にオプション設定されたESA(エレクトリック・サスペンション・アジャストメント)がそれで、ディスプレイ上で条件を選択すると、それに応じてメーカーがベストと考えるセッティングに設定される形態を導入。後にスプリングプリロードも調整項目に加えたESA2へと進化する。

いま、電子制御サスペンションというとセミアクティブサスを思い浮かべることが多いが、KTMの1190アドベンチャーなど、このESAタイプのプリセットシステムだけを装備しているモデルも少なくない。

そのセミアクティブサスだが、これも最初に導入したのはBMWで、究極のレースベースモデルとして2012年に登場したHP4にDDC(ダイナミック・ダンピング・コントロール)を初採用。ドゥカティのDSS(ドゥカティ・スカイフック・サスペンション)、KTMのWP製システムがそれに続いた。

当然、制御ロジックやセッティングはメーカーによって異なるが、選択されたライディングモードに合わせてサスペンションのダンパー設定とリアのスプリングプリロードが変わり、それをベースに走行状況に応じてダンパー特性がリアルタイムに変化していく基本的システムは共通。

ABSやトラクションコントロールとの連携も進み、市街地から高速道路、サーキット、未舗装路まで、そしてビギナーからベテランまで、シチュエーションやライダーの技量を問わず、安全で快適な走りを提供してくれる。

ちなみに、完全な「アクティブサスペンション」とは、目の前の路面の変化など、これから起ころうとする事象を捉え、それを予測して設定を変更できるサスペンションのこと。四輪では搭載車両も出始めているが、バイクではまだ実用化の例はない。

最終更新:10/21(月) 12:20
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