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売上げを10倍に伸ばす「儲かる」整理整頓術

10/21(月) 17:06配信

PHP Online 衆知(THE21)

行動を変えるにはまず形から変える

18期連続で増収を続け、売上高を7億円から75億円まで成長させた株式会社武蔵野。その成長の秘密は、「儲かる整理整頓術」にあった。武蔵野の社長であり、20年以上前から、中小企業の経営者、幹部を中心に自社の現場を視察してもらう「現地見学会」を開催している小山昇氏に、約5万人が視察し、参考にしているという自社の職場の整理整頓術をうかがった。

儲からない会社、成績が上がらない社員に共通するのは、捨てる決断ができないことです。

世の中で良いと言われたことにあれもこれも手を出したものの、結果につながらない。これは、明確な「捨てる基準」を持たないことが最大の原因です。

私の場合、捨てる基準はシンプルに「結果が出ないこと」。儲けにつながらない業務や事業は容赦なしに捨てていきます。

なぜなら「儲け」とは最高の市場の評価だからです。自分たちが良質のサービスや優れた商品だと自信を持っていても、市場がそう判断しなければまったく意味がありません。

新しいこと、良いことに飛びつくのではなく、結果を生むことにだけ集中する。その行動指針を貫くことが、儲かる会社を作ります。

では、その行動指針を従業員一人ひとりにどう浸透させていけばよいでしょうか。

例えば、社長が朝礼で「結果を出せ」と喝を入れる。残念ながら、効果は今ひとつです。なぜなら、人の心を変えることはできないからです。たとえ一時的に奮起したとしても、そのうち忘れてしまいます。

思考を変えて行動を変えていくには、まず形から変えることが必要です。その具体的な方法「整理整頓」なのです。

収納せずに定位置管理ですぐ使えるように

「整理」とはすなわち、捨てることです。要否を判断して、いらないモノを手放していく。これが意外と難しいのです。

「なんとなく」「いつか役立つかも」といつまでも手元に残しているモノがいかに多いことか。これは実は日頃の業務や働き方にも共通しています。

整理のコツは、収納しないことです。引き出しや戸棚などにしまい込まれると、ムダが見えなくなってしまいます。デスクの上から中身までモノを全部出して、今の仕事に必要でないものは捨てる。それであとから困ることはありません。

余計なモノを捨てたら、次のステップは「整頓」です。モノの使い勝手や使用頻度に合わせて、「定位置管理」を徹底させます。

仕事で使うアイテムは収納せず、「置く」「立てる」「吊るす」のいずれかの方法で、一つの動作でサッと使えるようにします。

整理整頓で大切なのは「何を捨て、どう配置するか」の基準を作ることです。この基準は絶対的基準ではありません。業務内容の変化やメンバーに合わせて変わる相対的基準で、PDCAを回しながら進化させていくことが重要です。

「たかが、モノの置き場所で」と思うかもしれません。しかし、人間は「面倒くさいことにすぐ慣れてしまう」生き物です。なおかつ「慣れた方法を変えるぐらいならば、非効率に甘んじる」傾向にあることも忘れてはいけません。

仕事のムダは、すべてそこから生まれています。業務プロセスのムダに気づく力を養い、すぐ修正する行動力を身につけるのが整理整頓なのです。

整理整頓こそが、「儲かる会社」「成果を上げる社員」を作る。私はそう考え、社長就任以来、整理整頓を徹底してきました。

その結果、18期連続で増収し続け、売上高は7億円から75億円にまで成長したのです。

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最終更新:10/21(月) 17:06
PHP Online 衆知(THE21)

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