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「ついで」の存在からドラフト指名。父の死、難病も乗り越えた望月大希。

10/21(月) 20:01配信

Number Web

 「自分は、ついで、ですから……」

 北海道日本ハムからドラフト5位で指名を受けた創価大の望月大希は、部内での自分の立ち位置をそう言って謙遜していた。

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 遊学館高時代に甲子園にも出場し当時からドラフト候補として注目された小孫竜二や、最速154kmで大学2年時からドラフト候補として注目された杉山晃基(ヤクルト3位指名)。この2人を見る「ついで」に自分も、人の目に留まったのではないのかと分析するのだ。

 彼がそこまで自身を謙遜するには理由がある。

 ここまでの望月の大学生活は、けっして順風と言えるものではなかった。

発覚を恐れ、検査を後回しに。

 創価大野球部では毎年、年が明けると全部員が健康診断を受けることになっているのだが、望月は大学1年の冬、蛋白尿と血尿が見つかって、医者から運動量をしばらく抑えるようにと宣告された。とはいえ、普段見る尿の色は特に人と違う様子もない。体にも異常がない。

 「疲れが溜まりやすいと感じることもなく、ただ検査で測ったらその数値が出たっていうだけで異常は特に感じなかったです」と、最初は自分の身に何が起きているのかさえ分からなかった。

 「原因も分からなかったので、医者からは練習もやり過ぎちゃいけないと言われましたし、腎不全の恐れもあるので、そのままやり続けると危ない、人工透析とかになってしまうからとも言われました」

 練習ではランニングの量も抑え、全てのメニューを最低限こなすという日々が続いた。だから2年春までは全くと言っていいほど実績を残せなかった。

 2年春のリーグ戦、望月はそれ以上の何かが発覚するのを恐れて、医師の勧めも無視し、大きな病院での精密検査を後回しにした。

 「リーグ戦と重なっていたのもあったので、医者も押し切って、リーグ戦が終ってから検査しますと言い続けました。終わって検査をしてみたら、原因はすぐに分かりましたけどね」

 医者の結論は「IgA腎症」というあまり聞き覚えがない難病。原因も扁桃腺にあることがすぐに判明し、扁桃腺を摘出する手術を受けた。

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最終更新:10/21(月) 21:51
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