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中年会社員が逆転する方法。能力が足りず、他力に頼る場合は?

10/21(月) 8:31配信

週刊SPA!

中年会社員のための社内逆襲マル秘実践講座

 出世の道は閉ざされ、会社での居場所もない。「もはや会社員人生は終わった」と嘆く中年会社員が起死回生を図る秘策はあるのだろうか。そこで、人事戦略コンサルタントの松本利明氏に「中年会社員が組織内で逆転する方法」を聞いた。

「中年以上になると闇雲に行動しても、なかなかうまくいきません。今の状況を分析し、社内で返り咲くためにはまずは<能力がある・足りない><自力で・他力で逆襲>という2つの軸を用いて考えてみましょう」

「自力で逆襲、能力がある」「自力で逆襲、能力が足りない」「他力で逆襲、能力がある」「他力で逆襲、能力が足りない」という4カテゴリーの中で、自分が当てはまるのはどれか。それにより対策は変わる。

「自力で逆襲できて、能力がある場合は当然、返り咲きの可能性は高い。ただ、日本の組織は能力が高ければそれだけで認められるわけじゃないのが厄介なところ。しかも、人間のやる気は3か月程度しか続きません。

 うまくいかないならば、次は『自分はシャアだ』などと憧れの登場人物に成り切ることでやる気の継続を図るべき。他力に頼れず能力が足りないなら、社内などの逆襲成功者を真似ると、成功することも。それでもうまくいかないなら、実力を培うために、ひそかに資格取得などスキルアップし、再戦に備えましょう」

他人の力を借りる場合

 では、他人の力を借りながら、目標達成に向かう場合はどうか。

「他力が使えて、能力もある人なら、自分と同じくらいの能力の同僚を誘って共闘を。失敗したら、その人にバトンタッチ。したたかに次の好機を狙うべきです」

 そして、同じ他力を借りる場合でも、実力が足りていない場合は、「力が足りないので手伝ってほしい」と素直に助けを求めるのが吉。

「助けを求めたけど、自分には手に余ると思ったら、『つらいです』と素直に逃げましょう。できないものに拘泥すると、モチベーションが低下し、さらに悪い結果になります。撤退し、形勢を整えて」

 また、窮地に陥ったときに他力を頼むことに抵抗感を持つ人もいるが、松本氏は「組織人こそ会社を使い倒すべき」だと続ける。

「組織のいいところは、誰かができなくなっても、必ず誰かがその穴を埋めるところ。だから、躊躇せず、他人の力を借りましょう」

 どうしても自分のスキルや経験がうまく生かせないと感じる場合は戦う場を変え、能力をスライド活用することも肝心だ。

「同じ場所で敗者復活戦に参加しようとするのは、モチベーションも上がりづらい。逆襲するなら、新しい場所でイチから違うことをしたほうが楽しく早く、上に行ける。たとえば、エンジニア経験者が激務に疲れて休職し、人事部配属になった場合、『エンジニアや休職者の気持ちがわかる』として、重宝されることもあります」

 ナンバーワンでなくともスキルの使い方次第で、オンリーになれる。戦略次第で年齢や立場に関係なく逆襲は可能なのだ。

【松本利明氏】
人事戦略コンサルタント。HRストラテジー代表。日本人材マネジメント協会執行役員。PwC、アクセンチュアなど複数のコンサルのプリンシパルを経て現職。近著に『「いつでも転職できる」を武器にする』

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[逆襲で切り返す技術]―

日刊SPA!

最終更新:10/21(月) 8:31
週刊SPA!

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