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「行動できないなら移動しよう」が有効なワケとは?

10/21(月) 15:51配信

週刊SPA!

―[魂が燃えるメモ/佐々木]―

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第127回

 行動力の正体は移動力だ。ワンピースも水戸黄門も、最初は移動から始まる。移動した先で善人や悪人、強者や弱者と出会い、その場所で自分がやるべきこと見つけて実行する。これは現実でも変わらない。

 移動すると、その先で色々な人と出会い、色々な考えに触れることになる。「自分と似ているな」と感じる人もいれば、「自分と違うな」と感じる人もいるだろう。しかし、どちらにせよ自分について振り返り、それが自分の役割や仕事について考える機会になる。

 私はもともと新潟の田舎でフリーターをしていた。それが仲間と「ビジネスを立ち上げよう」という話になり、「古町」という新潟の中心地に事務所を持ったら、ニコニコ動画で公式チャンネルを持つことになった。

 さらにオンラインサロンを始めて新潟から東京に引っ越し、オフ会のために隔月で大阪に行くようになったら、書籍を出版することになった。このように「移動距離」と「仕事の質や量」は比例するものだ。

 オンラインサロンを始めた時、集まったメンバーは6人だった。たった6人だったが、だからこそ彼らの人生を変えようと心に決めた。始めたばかりの頃はまだ新潟に住んでいたので、毎月東京や京都に行って、彼らと直接会って話していた。

 そんな彼らとのやりとりが、人がどんなことで悩み、どうすればその悩みが解消できるのかを教えてくれた。それは家で一人で考えたり、ネットや書籍で知識を集めるだけではわからなかったことだ。人は人と接した時に、はじめて人間の本質を知ることができる。

 なぜなら、その本質とは「生の感情」だからだ。人が何に喜び、何に悲しんでいるのか。そうした感情に触れることに比べれば、「こうすればうまくいく」という理屈は枝葉末節の問題にすぎない。

 行動するには理由がいる。その行動の理由になるような、心を揺さぶられた体験を「原風景」という。原風景がなければ、たとえ理屈の上では良いことだとわかっていても、行動には移れない。「やるといいのはわかっているんだけどね……」で終わってしまう。

 そして、この原風景は一人で思い出そうとしても思い出せない。誰かと会って話をしている時に、「そういえば自分にも同じことがあった」という共感の形で、よみがえってくるものだ。だからこそ、誰かと接するための移動が欠かせないのだ。

 ところが、人は本能的に移動や人と接することを避け、ラクをしようとする。ユーチューブで動画を見て過ごしたり、SNSで連絡を済ませるのは、その典型だ。そうした生活に浸ってしまうと、人と接する機会が減り、「自分とは何か?」がわからなくなる。

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最終更新:10/21(月) 15:51
週刊SPA!

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