ここから本文です

【ボクシング】阪下が大逆転! 望月にリベンジ果たしV1/『最強挑戦者決定戦』スーパーライト級は、永田がアオキを判定で下す

10/22(火) 9:34配信

ベースボール・マガジン社WEB

 大劣勢のチャンピオンが、起死回生の逆転KO勝ち──。21日、東京・後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ12回戦は、チャンピオンの阪下優友(28歳=角海老宝石)が、挑戦者6位の望月直樹(25歳=横浜光)の巧みな距離感に翻弄されてポイントロス。しかし10回に右強打を決めて、この回1分KO勝ち。王座の初防衛に成功した。

藤本京太郎がカムバック 世界ヘビー級タイトルの望みは捨てず

 9ラウンドを終わった時点でのスコアは、87対84が二者と、88対83でいずれも望月がリードしていた。が、これ以上に挑戦者が試合を支配し、チャンピオンが劣勢だった印象。それゆえ、最後のラウンドとなった10回の一瞬は、あまりに劇的だった。

 長いリーチを活かし、ブインブインと伸びるように放つ阪下の左右フック。その右が望月の顔面を捉えると、挑戦者はガクリとその場に落ちかけた。そこへ追撃の右がフォローされると、チャレンジャーの体はキャンバスに崩れゆく──。
 驚くことに、立ち上がった望月だが、杉山利夫レフェリーは、望月の目とふらつきを確認し、カウントを10まで数えて試合終了を宣告したのだった。

 2016年12月、両者はフライ級8回戦で拳を交え、このときは80対73、79対73、79対74と、望月がほぼフルマークの完勝を収めている。
 今回の第2戦で敗者となった望月は、「今回の試合もあのときとほぼ同じ展開で進んでいた」と振り返る。

 初回、強いワンツーで打ちかかった望月は、ガードを固めて動きの少ない阪下をいいように打ちまくった。ススっとステップインし、サッとバックステップ。左右へのサークリングは、サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)を思わせる流麗さ。阪下は早々に左目周りを腫れさせ、ポイントを奪われ続けた。4ラウンドまでは、ほとんどパンチらしいパンチを返さず、コンディション不良を感じさせる精彩のなさだった。

 しかし、5回から阪下はようやく手数を出し始める。が、いったん定まってしまったリズム、ペースはそう簡単には変えられない。望月はすいすいと動き続け、阪下の上下左右に強弱をつけたブローを叩き込み続けた。

 阪下の洪東植(ホン・ドンシク)トレーナーは語る。
「4回までは相手に打たせて動かして、疲れさせる作戦だった。勝負は後半。けれども、阪下の足が中盤になっても動かないので困った」

 対する望月の石井一太郎会長。
「やりたいようにできて、いいペースで来ていた。けれど、唯一心配だったのは、中盤になって望月の体のバランスが少し乱れていたことでした」

1/2ページ

最終更新:10/22(火) 9:34
ベースボール・マガジン社WEB

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事