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学習しないリーダーの「スキルギャップ」がもたらす悪影響 【原文】The Downstream Damage of the Leadership Skills Gap (Marc Zao-Sanders)

10/22(火) 8:20配信

コーチ・エィ

リーダーが管理職としての自分自身の成長に真剣に取り組めるようになるまで、組織全体のスキルギャップ*は広がり続ける。

*社員の「所有スキル」が企業が求める「必要スキル」に達していないこと。

管理職のマネジメントスキル不足は世界経済のリスク要因

マネジメントスキルの高い管理職を見つけること。

これは多くの企業が抱えている重要な課題だ。この課題は、組織の下層まで悪影響を及ぼすだけでなく、世界経済にも打撃を与えている。

労働市場分析を手掛けるバーニング・グラス・テクノロジー社の分析によると、マネジメントスキルは「労働市場における最大のスキルギャップの1つ」であり、管理される側の従業員よりも管理職の方が大きなスキルギャップを抱えている。

生産性は経営手腕に依存する?

イングランド銀行のチーフエコノミストは、英国の生産性が伸び悩んでいる主な原因は質の低い経営にあると主張している。

国際成長センター (International Grouth Centre)の研究によると、「多くの国で生産性と発展が低水準にとどまっている重要な要因として、経営手腕の問題が考えられる」という。その主な理由は、管理職候補は効果的なリーダーシップを発揮するために必要なスキルを身に着ける前に管理職に昇進することが多いからである。

組織行動に関するピーターの法則では「従業員は無能になるまで出世する」(出世のペースにスキルアップのペースが追いつかない)としている。実際、これが真実であることを示す証拠もある。

管理者の学ぶ意欲の欠如は部下に連鎖する

では、企業が毎年、数十億ドルもの費用をリーダーシップ開発につぎ込んでいるのは、何のためなのだろうか。管理職は多忙なスケジュールの合間を縫い、多くの時間を費やして教室に通ったり在宅ビジネス・スクールに出席したりしている。

しかし、こうした努力は実を結ばないことが多い。

残念ながら、管理職は能力開発の必要性に気付かないことが多い。ギャラップの調査によると、「ほとんどの管理職は自分の仕事がうまくいっていると信じており、変化の必要性を感じていない」という。

これが原因となり、組織の下層でさらなる問題が発生する。管理職が新しいスキルの習得を重視していない場合、その部下も新しいスキルを習得することが少なくなる。

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最終更新:10/22(火) 8:20
コーチ・エィ

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