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「ハイスペックすぎるプリンセス」漫画家が震えた、雅子さまの苦悩

10/22(火) 6:01配信

現代ビジネス

 漫画家で小説家の折原みとさんが、「今まで、雅子さまのことを誤解していた」という。聞けば、女性週刊誌で雅子妃を描いたノンフィクション漫画の連載を始めるにあたり、ずっと皇室の資料を読み漁っていて、雅子さまの苦悩の深さに震えたというのだ。

【写真】海外でも幼少期を過ごした雅子さまの素顔

 雅子さまの物語は多くの書籍にも描かれているが、改めて折原さんに「雅子妃とはどんな女性なのか」をFRaU Webにて連載で伝えてもらい、「一般の女性が皇室に入るとはどういうことなのか」を考えていきたい。その第1回は、雅子さまがお妃候補になるまでのことをお伝えする。

理不尽なバッシングをしていた

 2019年5月1日、令和の時代が始まってから、早くも半年近くが過ぎようとしている。天皇陛下の御即位を広く披露するための「即位の礼」が行われるというこのタイミングで、雅子さまのことを書かせていただくのには理由がある。

 実は、女性週刊誌「週刊女性」において、皇后雅子さまの物語を漫画化し、12月から連載させていただくことになったのだ。
なんとまあ恐れ多い! そりゃあ日本人に生まれたからには、皇室には関心も敬愛の情も持っている。が、専門家でも皇室マニアでもない私が皇室漫画を描くなんて……大丈夫なのか? 

 とにかく、皇室関係の本を読み漁った。おかげで、今までうすぼんやりとしか知らなかった雅子さまの実像がわかってきた、と同時に、私を含めた日本人の多くが、いかに皇太子妃時代の雅子さまを誤解し、理不尽なバッシングをしていたかに気づいて、愕然としたのだった。

即位してから輝きを増した雅子さま

 天皇陛下が即位されて以来、雅子さまに対する風向きはガラリと変わったように思える。

 5月1日、テレビで生中継された「即位後朝見の儀」。天皇陛下の傍らに立つ純白のローブデコルテの雅子さまは美しく、すでに皇后としてのオーラをまとっているように見えた。その3日後、令和初の一般参賀に皇居を訪れた人の数は約14万人。国中の人たちが新時代の天皇皇后両陛下の誕生を祝っていた。

 が、その数ヵ月前までは、雅子さまが皇后になられることに不安を抱いていた人も多いのではないだろうか。

 2003年12月に帯状疱疹で入院された雅子さまは、翌年から体調不良で療養生活に入られた。後に「適応障害」という病名が発表され、公務もほとんどできない状態に。ご成婚から26年のうち、15年以上も療養されている雅子さまに、皇后としての責務が務まるのだろうか……と、正直、私も思うことがあった。

 天皇陛下即位後の雅子さまは、幸いにも体調が安定されているように見える。即位に伴う儀式や行事も無事に終えられ、笑顔で公務を務めるお姿を拝見することも増えた。5月末に、令和初の国賓であるアメリカのトランプ大統領夫妻が来日した時には、堂々たるホストぶりで世界から絶賛されたほどだ。

 だが、立派に責務を果たされる雅子皇后を頼もしく思う一方で、「皇后になられた途端にお元気になられた」「なぜ皇太子妃時代には公務ができなかったのか」と訝しむ人もいるかもしれない。これまでも、雅子さまのご病気に関しては、「ワガママ病」「皇太子妃の自覚が足りない」などと、さんざん叩かれてきたのだ。

 精神的な病気は、他人からは理解されにくい。しかし、「適応障害」は、決して「ワガママ病」などというものではない。自身ではどうにもコントロールすることのできない病に、雅子さまは長年苦しまれてきたのだ。

 現在の皇后の晴れやかな笑顔は、天皇陛下や愛子さま、ご家族や周囲の人たちに支えられながら、もがき苦しみ、必死に闘い、ようやく取り戻しつつあるものだ。

 それでは、なぜ日本のプリンセスは、長い間笑顔を失うことになってしまったのだろうか? そして、どうやって苦難と絶望を乗り越えてこられたのだろうか……。

 それを紐解いていく前に、まず改めて、雅子さまがどんな女性だったのかを知っていただきたい。

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最終更新:11/10(日) 18:35
現代ビジネス

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