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永井秀樹の考えをポルトガル語で「超訳」。 再建を支える異色のコーチ

10/22(火) 6:00配信

webスポルティーバ

永井秀樹 ヴェルディ再建への道トップチーム監督編(6)

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【写真】旧知の仲である藤吉信次

永井の指示をポルトガル語で叫ぶ男

 永井ヴェルディを語るうえで欠かせない"ブラジル出身選手"というキーワード。9月8日のレノファ山口FC戦で2得点をあげ、衝撃的なデビューを飾ったジャイルトン・パライバや、過去J1得点王にも輝いたベテランのレアンドロ。そして、名門CRフラメンゴから加入し、世代別ブラジル代表にも名を連ねる21歳のクレビーニョなど、魅力的な逸材が揃っている。そんな彼らを公私ともにサポートするのが、ポルトガル語の通訳もこなす菅原智コーチだ。

 各選手の特徴や性格をひとつひとつしっかりと把握している。

「パライバは2016年にも海外経験がありますが、『どこの国のどんなリーグでも、サッカーの色や文化の違い、難しさがある。異国のリーグで成功するためには、俺のスタイルはこうだ、ではなくて、早くその国のサッカーや文化に順応することが求められる』と話しています。

 クレビーニョは、潜在能力の高さに加えて、真面目さと賢さがあります。ブラジルとはまったく違うリズムの中で取り組みながらも吸収力は高く、永井監督のサッカーにも共感して、理解しようと懸命に努力しています。

 レアンドロは来日13年目なので、日本の文化や習慣、成功するために大切なこともよく理解しています。彼の存在は他のブラジル人選手にとっては非常に大きい。わたしもその輪に入ることで、良いコミュニケーションや関係を築いて、それを日本人選手、チーム全体につなげていけたらと思っています」

 試合では、永井の隣で大声を出し、大きなジェスチャーを交えてブラジル出身トリオに指示を出す。永井の指示を単純に通訳するだけでなく、意図するところも含めて伝えるのが仕事だ。そのためには、まずは菅原自身が永井スタイルをより理解することが求められた。単なる通訳ではなく、永井の意図も含めて伝えることができるのは、読売育ちで、かつ南米サッカーにも触れた菅原だからこそなせるわざかもしれない。

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最終更新:10/22(火) 6:00
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