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宮澤ミシェルが今、改めて考える久保建英の「18歳はもう若くない」という発言の意図

10/22(火) 11:00配信

週プレNEWS

サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第119回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、久保建英とアンス・ファティについて。18歳になった際に久保が発言した「世界では18歳はもう若くはないので」という言葉。今、改めて考えると、その中には現在注目を集めているバルセロナの16歳、アンス・ファティへの意識もあるのではないかと宮澤ミシェルは解説する。

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久保建英を取り上げる時に、日本では18歳という若さをクローズアップするよね。私は長くメディアで仕事をしているから、そうした切り口になってしまう事情も理解しているけれど、そうじゃないと違和感は感じるだろうな。

久保が「世界では18歳はもう若くはないので」と発言したとおり、世界のサッカーでは18歳よりも下の年齢の選手がトップレベルで頭角を現している。そうした舞台で勝負している久保にしたら、18歳は若くはないし、結果を追い求めるのは当然なんだよな。

久保がこうした発言をするのは、日本のメディアに対しての牽制や、若くても活躍している選手がいるというのもあるだろうけど、バルセロナの16歳、アンス・ファティのような選手がいるということを一緒にプレーして身をもって知ってるからだったのかなと思うんだよね。

ファティは今季からバルサのトップチームに昇格すると、本拠地カンプノウでの第2節ベティス戦に78分から出場してラ・リーガにデビュー。続く第3節では後半から出場してクラブ史上最年少ゴールを決めちゃった。

期待の新星が登場したことでバルサのお膝元のメディアは大々的に取り上げていて、ファティの素晴らしさを際立たせるために、何度も久保は引き合いに出されているんだよね。まあ、バルサ贔屓の人たちにしたら、「自分たちのバルサを袖にした久保よりも、もっとすごい選手が現れたんぜ」っていう面もあるとは思うよ。

ファティがすごい才能に溢れた選手なのは間違いない。ただ、久保とはプレースタイルが違うから、単純に比較するのは無理があるよ。ファティの最大の特長はスピード。たとえるなら昨季にレアル・マドリードでブレイクしたビニシウスのような感じかな。ボールタッチは大きくなることもあるんだけど、それをミスにしない無茶苦茶な速さがある。

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最終更新:10/22(火) 11:00
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