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海老蔵らもハマった血液クレンジングを20年も先取りした森光子

10/23(水) 16:01配信

FRIDAY

先日、『血液クレンジング』という言葉がツイッターのトレンドワードとなった。血液クレンジング療法とはアンチエイジングに効果があるとも言われている。採血して体外に取り出した血液とオゾンを反応させ、オゾン化した血液を再び体内に戻す療法のことだ。

【写真】麗禾ちゃん、勸玄くんを連れ 市川海老蔵の「特別な1日」

血液クレンジング療法を行っているクリニックのホームページにある説明欄では、

《オゾン化された血液は、酸素を多くふくみ、抗酸化力が高い血液となります。その血液を再び体内に戻すことで、赤血球の酸素運動能力を向上させ、白血球の免疫力を高め、さらに血小板の凝固作用を抑制し、血液をサラサラの状態にします。治療時間は20~30分程度で、自然治癒力を強化、抗酸化力の向上、細胞が活性化することを目的としています》

となっている。

その『血液クレンジング』がトレンド入りした大きな原因は、過去に市川海老蔵や高橋みなみ、ISSA、仲里依紗、鈴木紗理奈、城咲仁、はあちゅう、などの芸能人がこぞってSNSに『血液クレンジング』を受けたと投稿していたのだが、その効果に疑問が生じているだけでなく、危険な行為なのではないかと物議を醸しているからだ。

この状況は‘00年代初頭に、『ニンニク注射』が芸能人の間で大流行したときとよく似ている。注射液にはビタミンB1を中心にビタミンB2やB6が配合されていて、ニンニクが含まれているわけではない。ビタミンB1が鼻の粘膜に達したときに硫黄のような臭いがすることから、『ニンニク注射』と呼ばれるようになった。

疲労回復や風邪に効果があるとされ、SNSが普及していなかった時代にもかかわらず、流行したのは元巨人軍の清原和博選手や、元横綱の朝青龍関が愛用者として知られ、週刊誌などに取り上げられたからである。

『血液クレンジング』は欧州では半世紀以上も前から施されていた治療法だという。その後、北米や中南米、アジア諸国など世界各地に広がり、最近は日本国内のクリニックでも治療を受けることができるようになった。そのため“新しい物好き”や、アンチエイジング・美容に関心が高い芸能人がとびついたというワケだ。

実は、血液クレンジングが欧州以外では受けることができなかった時代に、現地に行って治療を受けていた女優がいたのだ。

「‘12年に亡くなった森光子さんは某芸能プロダクションの女性幹部と一緒に、20年くらい前から飛行機をチャーターして度々スイスに行っておりました。当時は『血液クレンジング』の治療を受けるのに何百万もかかったそうです。飛行機をチャーターするのにも1000万円以上かかりますから、そこまでしてアンチエイジングに励んでいたなんて、さすが国民的大女優ですね」(芸能プロダクション幹部)

森さんのあの若々しさは『血液クレンジング』のお陰だっただろうか…。

ところがここに来て、同療法に対して否定的な報道が増えていることは間違いない。脳梗塞、心疾患、動脈硬化、ガンの予防に効果があると謳っているクリニックもあるが、『ニンニク注射』同様、効果について科学的裏付けがなされていないというのだ。

それだけではない。『ニンニク注射』の場合は、注射液はビタミンが主であって特に身体に害を及ぼす成分が含まれているとは思えないが、『血液クレンジング』の場合は、感染症の危険やオゾンの毒性を指摘する医師さえいる。

疑問視報道を受けて海老蔵は、さっそく自身のブログで“地方に行った際に勧められ、数回治療を受けたことがある”と明かしつつ、「私は勧めた事はないです」と綴っている。

森さんが治療していたころに比べ、費用は100分の1以下になっているということから、手軽に治療を受けることができるようなり、芸能人の“拡散”も加わって広がりつつある『血液クレンジング』。

あらためて芸能人の影響力の大きさには脱帽するが、こと医療に関するものに飛びつくときは慎重さが必要なのはいうまでもない。

文:佐々木博之(芸能ジャーナリスト)
宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

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最終更新:11/7(木) 19:27
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