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【ルヴァン杯】決勝前に聖杯の名勝負を振り返る~独断と偏見によるファイナル5選!

10/23(水) 0:57配信

ベースボール・マガジン社WEB

 最終決戦が目前に迫った。今週末(26日)に開催されるルヴァンカップのファイナルだ。勝つのは川崎フロンターレか、北海道コンサドーレ札幌か。互いに大会初優勝を賭けた大一番だけに激戦必至。過去の大会を振り返っても忘れがたい珠玉のドラマがいくつも演じられてきた。その中から5つの名勝負を選りすぐったら、どうなるか。以下、独断と偏見による5つのドラマを紹介してみたい。

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1:壮絶な復讐劇~1996年の決勝

■1996年9月25日 @国立競技場
清水エスパルス3-3(PK5-4)ヴェルディ川崎
得点者:(清)長谷川健太、オリバ、サントス (V)OG、アルジェウ、ビスマルク

壮絶な復讐劇だった。

清水が過去二度も決勝で敗れている因縁の相手を執念で退け、初タイトルを手にする。4連覇を狙うV川崎を、簡単に勝たせてはくれなかった。

2点のリードを奪いながら土壇場で追いつかれ、大会初の延長へ。サントスのゴールで再び突き放したものの、ビスマルクの一撃を浴びて3-3。やられたらやり返す激闘の決着はついにPK戦に委ねられた。

2人目のマグロンが失敗したV川崎に対し、清水は5人全員が成功。敗れ続けてきた者たちの意地が王者の誇りを砕き、天運をたぐり寄せた。MVPは攻守に奮闘した清水の鉄人サントス。

また清水の最終ラインを支えた齊藤俊秀がジュビロ磐田の名波浩とともに、この年から新設されたニューヒーロー賞を受賞している。

2:起死回生のドラマ~1999年決勝

■1999年11月3日 @国立競技場
柏レイソル2-2(PK5-4)鹿島アントラーズ
得点:(柏)大野敏隆、渡辺毅 (鹿)ビスマルク、阿部敏之

 起死回生のドラマだった。敗色濃厚の柏が土壇場で鮮やかによみがえる。

 1-2で迎えた後半のアディショナルタイム。パワープレーに望みを託し、最前線に上がっていたセンターバックの渡辺毅が北嶋秀明の落としをボレーで叩き、優勝目前の鹿島を延長に引きずり込んだ。巧者鹿島の誤算は87分に2度目の警告を受けた重鎮ビスマルクの退場処分。これが柏の追い風となり、サドンデスまで突入したPK戦でも風向きは変わらなかった。

 明暗を分けたのは6人目だ。鹿島は小笠原満男のキックを吉田宗弘に阻まれ、柏は荻村滋則が成功。沈まぬ太陽と化した柏にクラブ史上初の栄冠が転がり込んだ。MVPはもちろん、起死回生の一撃を放った渡辺。DFの受賞は初めてのことだった。

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最終更新:10/23(水) 0:57
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