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なぜ? 大型犬が小型犬より短命な理由

10/23(水) 16:35配信

いぬのきもち WEB MAGAZINE

大型犬は小型犬より短命といわれており、その傾向にあるのは事実ですが、犬種によっては若くして亡くなる子もいれば、ご長寿の子もいます。今回は、大型犬が小型犬より短命だといわれている理由をご紹介します。

犬の全体の平均寿命は14.29歳

最初に平均寿命のデータからみてみましょう。平成30年に行われた一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査では、犬の全体の平均寿命は14.29歳、超小型犬は15.01歳、小型犬は13.91歳、中大型犬は13.36歳とされています。
(出典:一般社団法人ペットフード協会 平成30年全国犬猫飼育実態調査より)

あれ? そんなに大差がないのでは? と感じるかもしれませんが、確かに中・大型犬の方が寿命が短い結果になっています。

短命な理由①:成長と老化のスピードが異なる

犬の年齢を人間の年齢に換算できる計算式があるのでご紹介します。それぞれ犬が3歳、8歳、13歳だったとして計算してみます。
※犬→人の年齢換算は様々な考え方があります。

<小型犬の場合>
(犬の年齢+4)✕4=「小型犬の人年齢」
3歳の小型犬の場合=28歳8歳の小型犬の場合=48歳13歳の小型犬の場合=68歳

<大型犬の場合>
12+(犬の年齢-1)✕7=「大型犬の人年齢」
3歳の大型犬の場合=26歳8歳の大型犬の場合=61歳13歳の大型犬の場合=96歳

小型犬と大型犬は、犬の年齢が同じでも、人間の年齢に換算すると若い頃の成長スピードと、シニアになってからの老化のスピードが異なるので、同じ13歳でも68歳と96歳の違いが出てくるのです。

このため、歳をとるスピードが違うことが大型犬の方が短命である理由の1つだといわれています。

短命な理由②:大きな体が負担になっている

他にも大型犬の体の大きさが、小型犬よりも短命な理由であるといわれています。

大型犬は小型犬に比べて、心臓などの臓器が体に対して小さいため、体に負担がかかって細胞の老化を早めている。
大型犬は、成長ホルモンの一種である「IGF-1遺伝子」が多く分泌量されることで、体が大きくなり短命になる。

病気の早期発見で大型犬も長生きできる!

獣医療の進歩によって治療方法が増え、犬全体の平均寿命も延びつつあり、病気の早期発見ができれば、手術や投薬によって長生きしている大型犬もたくさんいます。

大型犬は寿命が短いからという言葉はあまり気にせず、愛犬の日々の健康チェックや定期検診を行ってご長寿わんこを目指しましょう!

監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

いぬのきもちWeb編集室

最終更新:10/23(水) 16:35
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