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ベージュはおばあちゃんの肌着の色じゃない|これまでの服が似合わなくなったら

10/23(水) 6:05配信

幻冬舎plus

山本あきこ (スタイリスト)

スタイリスト・山本あきこさんの新刊『これまでの服が似合わなくなったら。~「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!~』は、「いつもの服がなんだかしっくりこない…」と悩む方必読! 1万人以上の女性を変身させてきたスタイリスト・山本さんによる、大人女性の魅力を底上げするファッション術が満載の1冊です。本書から、今すぐ使えるおしゃれテクニックを抜粋してご紹介します!*   *   *

グレーをベージュに置き換える

サーモンピンクと並んで、100人中100人の大人女性におすすめしたいのが、ベージュです。

5大ベーシックカラー(黒、白、ネイビー、グレー、ベージュ)の1つにもかかわらず、ベージュだけ苦手という女性は多い気がします。昔おばあちゃんが着ていた、らくだ色の肌着のイメージからでしょうか。スクールの生徒さんにも、「ベージュを着ると老けると思っていた」と言って、ベージュを避けている人が何人もいました。

けれども、そんな彼女たちも、ベーシックアイテムにベージュを足すことで、コーディネートがやわらかく洗練されていきました。そう、ベージュほど、女性をやわらかく優しく見せてくれる色はないのです。

中でも、一番雰囲気が変わり、今でも現在進行中でめきめきと美しくなっているのが、Kさんです。彼女は名家のお嬢様で、お料理もお掃除も、そのやり方をお母様から引き継いできたと言います。「衣食住のうち“衣”の部分は母から教わることがなかったので、ファッションについて一度きちんと学びたいと思ったのです」と、スクールに来てくれました。

その後の彼女の変身ぶりは、久しぶりに会った友人や、実のお母様にすら気づかれなかったというくらい。それほど彼女を変えた最初のきっかけは「ベージュアイテムの投入」でした。それまで、黒やグレーの服が多かった彼女に、「代わりにベージュを着てみませんか?」と提案したのです。

彼女はとても性格がいい方なのですが、育ちがよすぎることもあって、一見気軽に近づきにくい雰囲気がありました。それがベージュを着るようになってからは、いろんな人から声をかけられるようになったのです。おそらく、ベージュが持つリラックスした雰囲気がそれを後押ししたのでしょう。やわらかく話しかけやすい印象に変わっていきました。

娘さんの授業参観に行けなかったときは「せっかく綺麗なママをみんなに見てもらえると思ったのに……」と、残念がられたとか。今では、娘さんに頼まれて、彼女の服装にもアドバイスをしているそうです。

ベージュには、繊細なあたたかみがあります。今ある黒やネイビーやグレーを、ベージュに置き換える。たったこれだけで、やわらかさや優しさが表現できるのです。今回の書籍の表紙も、ベージュをベースにしたコーディネートにしました。ぜひとも、ベージュをコーディネートの最前線においてください。

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最終更新:10/23(水) 6:05
幻冬舎plus

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