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レッスンを長く休む際のしのぎかた|大人バレエの世界

10/23(水) 6:05配信

幻冬舎plus

丸山裕子 (イラストレーター)

大人にはいろいろな事情があるので、ときに長くレッスンを休まなければならないこともあります。

先日、私はひと月半レッスンを休みました。バレエにはまって以来少なくとも週2回、多いときは週3回5レッスン(大人クラスはこれが最大)、時間がなければ睡眠時間を削ってでもレッスンに通っていたバレエバカとしては、異例の長いお休みです。

休みが長期化しそうだと気づいたとき、何か手を打たなければと思いました。カレイは加速しながら迫ってきます。何もせずにいると、筋力も体力も予想の倍速で落ちていきます。

そこで、これまでやったりやらなかったりだった体幹を鍛える筋トレを、毎日まじめに続けることにしました。ストレッチと合わせて朝に1時間ほどかかります。また、絵を描く以外のパソコンでの作業を立って行いました。買いものや打ち合わせは徒歩で、遠回りをして、少し高めのヒールを履いてスタスタ歩いたりしました。

効果はわかりませんが、衰えることに何も対抗措置を取らずいるのは恐ろしかったので、時間をかけずにできることを続けました。 

ひと月半ぶりのレッスンは楽しくて、終止笑いが止まりません。
いえ、久しぶりでなくとも、レッスンはいつも楽しくて、いつも満面の笑みで受けています。下手でも出来ても出来なくても楽しい、これがバレエの不思議なところです。踊るとか踊りたいとか、音に合わせて身体を動かすというのは、人の根源的な欲求のひとつなのではと思うことがあります。

さて、異変はバーレッスンのときにやってきました。
私は腹筋が弱く、いつも先生に「お腹!」と注意されます。
そのお腹が、コルセットをつけたようにピシッとしてるのです(あくまで当社比)。
お腹がピシッとしていると、股関節が自由になるので他の動きもやりやすく感じます。

そのとき、先生から声がかかりました。
「全然大丈夫ですよ。(休む)前よりいいかも?」
先生は不思議そうな表情です。
「先生、お腹が強くなったかもしれません。ずっと腹筋してたんです。」
「めっっちゃくちゃ効果出てますよー。これからも続けてください。」

この小さい「っ」に先生の驚きが込められていました。
いやまぁ、以前どんだけ弱かったんだというのはともかく、筋トレの効果は絶大で、マシュマロみたいだった私のお腹は、木綿豆腐くらいにはなったようです。

センターでのピルエットやピケターンでも強くなったお腹の効果は感じられました。「筋トレは裏切らない」という、友人の言葉を思い出しました。

こうなると楽しいので、今後も筋トレを続けようという意欲が湧いてきます。プロダンサーのようなゴリッゴリのシックスパックを目指しましょうか。

 


■丸山裕子(イラストレーター)

京都市出身。踊るイラストレーター。健康のために始めたバレエにはまり、寝る間を惜しんでレッスンに通う。『バレエ語辞典』の全イラストを担当。書籍や雑誌、広告にイラストを描いている。女性、育児、健康、犬と花に関するものが多い。イラストエッセイは『しあわせな犬生活を』(ドッグワールド)、『極楽いぬ生活』(ペピイ)。布花作家でもあり、『まんまるさん®︎』という古布を使ったオリジナルのアクセサリーを作っている。Instagram  @yuko.illustrations

最終更新:10/23(水) 11:05
幻冬舎plus

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