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「いきなり!ステーキ」の9月売上は34%減、活かされていない“吉野家の教訓”

10/24(木) 6:01配信

デイリー新潮

強気の出店計画は? 

「いきなり! ステーキ」の経営が危機を迎えているという記事を、最近よく目にする。代表的な記事のタイトルを、時系列に沿ってご紹介しよう。

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◇2019年3月19日:日経ビジネス電子版
「いきなり! ステーキ、いきなり拡大し失速」(吉岡陽記者の署名原稿)

◇2019年3月26日:MONEY VOICE
「いきなり! ステーキ、いきなり業績不振へ。値上げしたら負ける国内デフレの深い闇」(ビジネスコンサルタント・今市太郎氏の署名原稿)

◇2019年6月11日:ITmedia ビジネスONLINE
「ちょっと前までチヤホヤされていた『いきなり! ステーキ』が、減速した理由」(ノンフィクションライター・窪田順生氏による署名原稿)

◇2019年10月16日:MAG2NEWS
「いきなり! ステーキ、売上35%減の大ピンチ。業績悪化3つの敗因」(店舗経営コンサルタント・佐藤昌司氏の署名原稿)

 なぜ、これほど危機説が報じられているのか、ネットメディア「MAG2NEWS」、佐藤昌司氏の署名原稿から、冒頭部を引用させていただく。なお、引用はデイリー新潮の表記法に改めた(以下同)。

《ペッパーフードサービスが運営する「いきなり! ステーキ」が深刻な状況だ。8月の既存店売上高は前年同月比35・2%減と大きく落ち込んだ。前年割れは17カ月連続。しかも、悪いことにマイナス幅は拡大している。18年4月からマイナスが続いているが、18年4~12月の各月のマイナス幅は大きい時でも13%程度に過ぎなかった。しかし、19年1~6月は各月20~27%減とマイナス幅は拡大している。そして7月は29・6%減と大きく落ち込み、8月はさらに落ち込んだ。こうしてみると、月を追うごとに悪化していることがわかる》

 佐藤氏が紹介した通り、外食産業の大手は毎月、売上と客数、客単価の前年同月比を発表するのが基本だ。

 いきなり! ステーキの広報資料から昨年10月から今年9月までのデータを集め、新規店を含めた「全店の売上前年同月比」と、開店から15か月が経過した「既存店の売上げ前年同月比」がどのように推移しているか、折れ線グラフを作った。

 さらにグラフには、国内店舗数の推移も加えた。いきなり! ステーキは強気の出店計画で知られる。例えば「フードリンクニュース」は今年2月28日、「いきなり! ステーキ、19年度も210店舗出店予定。既存店弱まるも、強気崩さず」との記事を報じている。ではグラフをご覧いただこう。

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最終更新:10/24(木) 13:45
デイリー新潮

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