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“絶対に怒らない”ひふみん…正論すぎるその「感情コントロール法」

10/25(金) 11:52配信

PHP Online 衆知

棋士の加藤一二三さん。「神武以来(じんむこのかた)の天才」と称され、中学生にしてプロ棋士に。藤井聡太七段(2019年現在)に破られるまで、62年間最年少棋士の記録を持ち続ける一方、2017年には最年長勝利記録も樹立。将棋界において数多の記録を樹立したレジェンド棋士である。

その一方、その天真爛漫なキャラクターと語り口から“ひふみん“の愛称で親しまれ、2017年の引退後も将棋の解説にとどまらず、各メディアに引っ張りだこの人気ぶり。

そんな加藤一二三さんが上梓した新著『感情の整理術123(ひふみ)』では、「怒ったら損だから絶対に怒らない」と決めて、勝負の世界で長年実践してきた「感情の整理術」を披露している。

本稿では同書より、そんな加藤一二三さんらしい考え方が表れた一節を紹介する。

※本稿は加藤一二三著『感情の整理術123(ひふみ)』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです。

一勝一敗あるいは二勝一敗の精神でのぞむ

たとえば、将棋の試合で考えてみれば、一勝一敗と思っておけばいいわけですよ。

一勝一敗というか、ときに二勝一敗でもいいけれど、要は一方が負け続けてしまえば、それはダメですよ。

第一、一方がいつも正しいことを主張するなんてこと、普通はないと思ったほうがいいの。平和でありたいのなら、やはりよく考えたり、いろいろ知恵とか分別が必要だったりします。

将棋の世界に駒落ちというのがあります。駒落ちというのは、簡単にいうと、強い人と弱い人が対等に楽しく将棋を指すために、強い人は大きな駒を落として、相手と戦うことです。

こちらには飛車とか角がないから、相手と五分の戦いができる。そうすると、相手は劣等感に陥ることもなく、こちらは優越感にひたることなく、いいコミュニケーションができる。いろんな面において、一方が勝ちっぱなしじゃダメなんです。

相手が勝った、やったーと言って、また励みになるわけですよ。どんな場合だって、一方が負け続けだったら、それはやはり嫌になりますよね。

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最終更新:10/30(水) 12:03
PHP Online 衆知

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