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サブカルの街が変わっていく?「中野駅」での不動産投資事情

2019/10/25(金) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

人口減少の局面になり、厳しさが増す不動産投資。今後、どこが投資エリアとして有望なのか。不動産投資には欠かせない要素である「人口」や「不動産取引の現状」などをもとに、検討していく。今回紹介するのは、東京都中野区「中野」駅。

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中野区は、東京23区の西部に位置し、東で豊島区、新宿区、渋谷区、西で杉並区、北で練馬区に接する。

中野は武蔵野台地の真ん中に位置してことから、その名が付いたと言われている。初めて歴史にその名が登場したのは、和歌山県熊野那智大社に伝わる貞治元年(1362)の「武蔵国願文」という古文書。ここに「中野郷」という地名が記され、ここに住む僧が熊野那智大社に参詣におもむいたとされている。

関東大震災以降、急激に宅地化が進んだ地域で、昭和40年ごろには田畑はほとんど消えた。人口密集地で、人口密度は20,479.15人/㎢と全国2位(1位は豊島区)。道路基盤が脆弱で、緊急車両の通行が困難な幅狭な道が網目のように張り巡らされていた。近年は、徐々にではあるが道路拡張も進み、耐震化住宅も増えている。

このような中野区の中心地となっているのが、「中野」駅周辺である。JR中央線(快速)、JR中央・総武線、東京メトロ東西線が乗り入れる。中央線を利用すれば、「新宿」まで約5分、「東京」には約20分、東西線利用で「大手町」に約20分と、交通の便が良い。中央・総武線を利用すれば、東京東部、千葉方面にもダイレクトに行ける。東西線を利用すれば、中央・総武線や東西線は、「中野」始発の電車も多く、座っての通勤・通学もかなう。

駅周辺は商業集積地となっており、北口には224mのアーケードが続く「中野サンモール商店街」、南口には「南口本通りアーケード街」など商店街が多数ある。

そして、中野のイメージを決定づけているのが、中野サンモール商店街のアーケードを抜けると現れる「中野ブロードウェイ」(正式総称コープ・ブロードウェイ・センター)。1966年に誕生した複合ビルで、低層階はショッピングセンター、その上は集合住宅となっている。「サブカルチャーの聖地」と称され、「まんだらけ」を中心にマンガやアニメなどのアイテムをそろえる店舗が出店。一方で海外でも知られている中古高級時計店が入居し、昨今は外国人観光客からも支持される、観光スポットになっている。

さらにサンモール、ブロードウェイの東側には飲食店が密集。1,000円で満喫できる「せんべろ居酒屋」が多数あるほか、多彩なジャンルの飲食店が点在し、グルメなイメージも浸透。メディアでもたびたび取り上げられる有名店を目指し訪れる人も多い。

このような中野の印象を変えたのが、「中野四季の都市(まち)」。「中野」駅北口の旧警察大学校跡地を活用した再開発で、オフィスビル「中野セントラルパーク」には、キリンなどの企業が入居。早稲田大学、明治大学、帝京平成大学が中野キャンパスを設け、「中野四季の森公園」は広場主体の公園で区民の憩いの場となっている。

北口再開発のインパクトは大きく、通勤者、通学者が劇的に増加、「中野」駅利用者も、2012年には約13万人/日だったが、2018年には約16万人/日と、3万人も増加している。

今後、色々と物議を醸しているが、中野区のシンボルでもある複合施設「中野サンプラザ」の再整備計画が控えている。どのような施設に生まれ変わるか、まださだかではないが、さらに中野の魅力が高まることは間違いないだろう。

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最終更新:2019/10/25(金) 12:00
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