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【UFC】名勝負! スタンドでも勝負したマイアがスイープからバック奪いワンハンドチョークでアスクレンから一本勝ち!

10/27(日) 0:38配信

ゴング格闘技

2019年10月26日(土)シンガポール・インドア・スタジアムにて「UFC Fight Night: Maia vs. Askren」が開催された。

【写真】シンガポール大会は元ONE王者のアスクレンにとってホームでもあった

メインイベントではウェルター級・5分5Rで、ブラジリアン柔術の強豪デミアン・マイア(ブラジル)と、元五輪レスラーのベン・アスクレン(米国)が対戦した。

マイアは2002年、2003年、2005年コパドムンド黒帯優勝。05年にはムンジアルでもメイオペサード級3位になるなど、柔術界で名を馳せた後、MMAに転向。2014年5月から2017年5月のホルヘ・マスヴィダル戦までUFC7連勝をマークするなどMMA27勝9敗。

2017年7月にはタイロン・ウッドリーを相手にUFC世界ウェルター級王座に挑戦したものの判定負け。続くコルビー・コヴィントン、カマル・ウスマンに判定負けで3連敗を喫したが、2019年は2月にライマン・グッドに一本勝ち、6月にアンソニー・ロッコ・マーティンに判定勝ちと現在2連勝中だ。

対するアスクレンは、NCAAディビジョン1で2度王者となり、オールアメリカンに4度選出されるなどカレッジ・レスリングで活躍し、2008年北京五輪ではフリースタイルレスリングで米国代表となっている。MMA19勝1敗。

BellatorとONEで世界ウェルター級王者に輝いた後、2018年11月、UFCとONEとの間でデメトリアス・ジョンソンとのトレードの形でUFCと契約。

2019年3月のUFCデビュー戦でロビー・ローラーと対戦し、パウンドでTKO寸前まで追い込まれるも、1R終盤にブルドッグチョークで逆転勝ち。

同年7月の前戦では、ホルヘ・マスヴィダルと対戦し、アスクレンのタックルにマスヴィダルがカウンターの跳びヒザ蹴りを合わせ、UFC史上最短となる開始5秒の失神KO負けで、キャリア21戦目にして初黒星を喫していた。

マイアの柔術は、相手を抑えてその際で絞め・サブミッションで極めるグラップリング。ガードになってもパウンドがある中で護身し、相手の姿勢を崩しスイープを狙う。

アスクレンのグラップリングはフォークスタイル・レスラーのコントロール。テイクダウンからトップポジションを奪い、ボディを使って抑え込みながらパウンドを打つことが可能だ。下から脇を差して煽るマイアのスイープの動きにも「レスリングの展開」と自信を持っている。その展開に持っていくスタンドで優位に立つのは?

【メインイベント】

▼ウェルター級 5分5R
デミアン・マイア(ブラジル)
[3R 3分54秒 TKO]
ベン・アスクレン(米国)

1R、オーソドックス構えのアスクレン。サウスポー構えのマイア。右ジャブを突くマイアに組み付くアスクレン。2度突き放すマイア。3度目は四つ組みもヒザを互いに突き、続く組みもマイアは突き放す。

左を差したマイアだがテイクダウンにはいかず。右でーバーフックするアスクレンだが突き放すマイア。続けてスタンドでがぶるアスクレンだが、マイアは頭を抜く。

アスクレンの右に左を当てるマイア! アスクレンもクリンチから右アッパーを連打する。中間距離になると左ミドルも当てるマイア! アスクレンはシングルレッグからバック狙いつつ正対するマイアをボディロックからテイクダウン! 跳ね上げるマイアだが返せず。

下からマイアはストレートアームバー狙い。さらに足関節狙い。またいで外したアスクレンは亀のマイアに鉄槌もゴング。

2R、蹴りから左右を突くアスクレン。組み付くがマイアは左で差して突き放す。マイアの左ストレートに右アッパーを合わせるアスクレン。圧力を強めるアスクレンは右で差すが離れる。

右目尻周辺から出血するマイアは肩で息をする。しかし右ジャブ。互いに前手を触りながら右ストレートのダブルはアスクレン! 下がるマイアだが打撃を浴びる。マイアもジャブを突くが上体が立ったところにアスクレンはダブルレッグテイクダウン!

下のマイアは腕十字、三角絞め狙いからオモプラッタ! アスクレンを前転させて上に! しかしアスクレンも下から上体立て、スイッチ。下になったマイアはキムラロック狙い。しかしまたいだアスクレンが胸で圧力かけてパウンドでゴング。

3R、詰めたアスクレンにニンジャチョークを狙うマイア。しかし左で差して後方にそり投げはアスクレン! しかしマイアもシングルレッグから立つ! クリンチからアッパーはマイア。さらにヒザでテンカオも当てるが圧力かけるアスクレン。腰に組みつき手がかかるがマイアは切る!

アスクレンは高いダブルレッグも腹下に置くマイアが凌ぐと、右を後ろ頭にかけたアスクレン。突き放すマイアは右ストレートをヒット! さらに右ジャブ。

アスクレンは詰めるも両脇を差すマイア。ならばと首投げの形で右で差した腕を頭後ろに回し、さらに右足をマイアの左足に外掛けしたアスクレン。その手を外して正対したマイアの左足にシングルレッグから今度は左手を肩口にかけて呼び戻す形でテイクダウン!

しかしすぐにマイアが右で脇差し、下から跳ね上げてスイープ! 外ヒールフック狙いから立ち上がり上に! そのままマウントを奪うと背中を見せてヒザ立ちの亀になるアスクレンのバックを奪い、すかさず4の字ロックからリアネイキドチョークへ! 左手を喉下に入れ、右手を組みたいマイアだが、その手を掴むアスクレン。クラッチできないマイアは、ワンハンドで肩を抱き絞め上げると、アスクレンはマイアの腿を力なく1回タップした。

勝者はケージの上でガッツポーズをしてから、敗者のもとに駆け寄りハグ。試合後、マイアは「打撃戦になると思っていた。世界最高のグラップラー相手に削り合いにあると思っていたよ」と語った。

【セミメインイベント】

▼ライト級 5分3R
〇スティービー・レイ(スコットランド)
[判定2-0]※29-28×2 28-28
×マイケル・ジョンソン(米国)

1R、ともにサウスポー構え。右ジャブの刺し合いから、左ロー右ハイはレイ。ジョンソンは右ジャブ・右インロー。右ジャブのダブルでレイのアゴを上げさせる。レイは左フック気味のストレートをかすめる。

2R、頭の位置を変えレベルチェンジしてボディストレートを打つジョンソン。詰めるレイは左ストレート! 右のスーパーマンパンチはかわされる。左ローはジョンソンがカウンターのパンチ。さらにジョンソンのジャブでレイは鼻血。レイはワンツーで詰めるが頭を振るジョンソンは避ける。

3R、左ローから入るレイ。そこに右を狙うジョンソン。レイはダブルレッグに入るが切るジョンソン。さらにワンツー! 左をもらいながらも打ち返しに行くレイ。しかしその打ち終わりをジョンソンはまとめる。

遠間からダブルレッグはレイ。後方に両足を飛ばすジョンソンだが、金網際まで詰めて指をかけてテイクダウンはレイ! 亀のまま右のパウンドを受け続けるジョンソン。その立ち際にバックに回るレイは4の字ロックへ。リアネイキドチョーク狙いから亀のジョンソンは動けず。ジョンソンは正対するも4の字ロックのままのレイはヒジ・パウンドを連打。レフェリーは止めるタイミングを見計うが、試合終了のゴング。2ポイント差がついておかしくない逆襲のラウンドに。

判定は29-28×2 28-28の2-0でレイが逆転勝利した。

【メインカード】

▼ライト級 5分3R
〇ニール・ダリウシュ(アッシリア)
[1R 2分02秒 リアネイキドチョーク]
×フランク・カマチョ(北マリアナ諸島)

1R、オーソドックス構えのカマチョ。サウスポー構えのダリウシュ。左ジャブを突いて前に出るカマチョ。右で差して右フック、左ミドルを当てるダリウシュは、シングルレッグからテイクダウン。

背中見せて立つカマチョのバックを奪いリアネイキドチョークへ。アゴを引き、後ろ手を剥がそうとするカマチョに、ダリウシュは両足を4の字ロックで胴に組み、アゴ上から絞め上げ、徐々に喉下に食い込ませタップを奪った。

▼ヘビー級 5分3R
〇シリル・ガーヌ(フランス)
[3R 4分46秒 ヒールフック]
×ドンテイル・メイエス(米国)

※ボディロックから回してテイクダウン、外ヒール

▼ウェルター級 5分3R
〇ムスリム・サリコフ(ロシア)
[判定3-0]※30-26×2、29-28
×ラウレアノ・スタロポリ(アルゼンチン)
【プレリム】

▼女子ストロー級 5分3R
〇ランダ・マルコス(カナダ)
[判定2-1]※29-28×2、28-29
×アシュリー・ヨーダー(米国)

▼ライト級 5分3R
〇ラファエル・フィジエフ(キルギス)
[判定3-0]※29-28、30-27×2
×アレックス・ホワイト(米国)

▼フェザー級 5分3R
〇モフサル・エフロエフ(ロシア)
[判定3-0]※29-28×2、30-27
×エンリケ・バルソラ(ペルー)

▼ヘビー級 5分3R
〇セルゲイ・パブロビッチ(ロシア)
[1R 2分11秒 TKO]
×モーリス・グリーン(米国)

▼女子ストロー級 5分3R
〇ローマ・ルックブンミー(タイ)
[判定2-1]※30-27×2、28-29、30-27
×アレクサンドラ・アルブ(ロシア)

▼ヘビー級 5分3R
〇ハファエル・ペソア・ヌネス(ブラジル)
[判定3-0]※30-27×3
×ジェフ・ヒューズ(米国)

最終更新:10/27(日) 1:28
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