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茶臼岳~朝日岳登山ルート「那須ロープウェイを利用してニセ穂高とも呼ばれる岩峰へ」

10/31(木) 14:12配信

エイ出版社

低山を登るルートは樹林帯を歩く時間が長いイメージがありますが、今回は遮る物がない岩稜帯の道を登るルートをご紹介します。まるで日本アルプスを歩いているような気分になれる茶臼岳~朝日岳の登山ルートは、那須ロープウェイを利用すれば登山時間を短縮することも可能です。

噴煙を上げる茶臼岳からニセ穂高という別名を持つ朝日岳への縦走は、赤と緑のコントラストで幻想的な風景を堪能できる紅葉シーズンもおすすめです。

山頂駅→茶臼岳→峰の茶屋跡→朝日の肩→朝日岳→峰の茶屋跡→山麓駅
[歩行時間]3時間20分
[技術]★★☆☆☆
[体力]★★☆☆☆
[レベル]初級

茶臼岳~朝日岳登山ルートへのアクセス

電車:東京駅から東北新幹線、JR東北本線で黒磯駅へ。ここから那須ロープウェイ行きの東野交通バスを利用する。終点で下車したら、目の前に見えるロープウェイで山頂駅までおよそ4分の空中散歩を楽しもう。東京駅~黒磯駅1時間30分。黒磯駅~那須ロープウェイ山麓駅1時間。

車:東北自動車道那須ICから那須街道を湯本温泉方面へ。那須ロープウェイ山麓駅まで一本道。那須ICから18km

ルートプランと所要時間目安

まるで日本アルプスの岩稜を歩いているような気分になれるのが、峰の茶屋跡から朝日岳に向かう道。朝日岳はニセ穂高ともいわれ、初心者には憧れの的にもなっています。その姿は凛々しく、山域にいるとついつい探してみたくなるはず。

ニセでも何でも、ここではその岩稜線歩きを存分に楽しみたい。峰の茶屋跡からピストン設定ですが、時間があれば三斗小屋温泉に1泊して秘湯を楽しんでから翌日に朝日岳に挑戦するのもいいでしょう。山域は広く、展望に飽きることはありません。

<山頂駅>
↓45分
<茶臼岳>
↓20分
<峰の茶屋跡>
↓40分
<朝日の肩>
↓10分
<朝日岳>
↓45分
<峰の茶屋跡>
↓40分
<山麓駅>

茶臼岳~朝日岳登山ルートの詳細ガイド

【遮る物のない登山道を登る】
那須ロープウェイ山麓駅からロープウェイを使って山頂駅へ。ここが出発点になります。山頂駅を出たら、そのままザレ気味の登山道を進みます。那須高原の台地が眼下に広がり気持ちがよく、晴天なら日差しが眩しいところです。

すぐに牛ヶ首山頂分岐に出るので、右へ進み、砂地の広い登山道から茶臼岳の斜面を登ります。正面に見えているこんもりとした頂が茶臼岳の山頂部分。山頂は広い台地になっています。右に張られたロープに沿って、ガレ気味の登山道を登ります。右手には凛々しい立ち姿の朝日岳。朝日岳はニセ穂高という別名があり、風貌は3000m級の山と遜色がありません。

岩に○印や→が書かれているのでそれに従って進むと、正面に大きな岩が見えるので右へ進み、岩や石が堆積したエリアを登ります。ここを抜けると山頂の台地に乗ります。

正面に見えている鳥居を抜けると那須岳(茶臼岳)山頂です。岩の上に那須岳神社の小さな石の祠が祀られています。

【朝日岳を正面に見ながら鞍部へ】
祠に安全登山をお願いしたら左へ進み、祠の裏を回るようにして岩がゴロゴロと転がる斜面を下りましょう。右上には山頂の祠が見えています。岩や石に足を取られないように注意しましょう。道標が見えてくるとそこがお釜口です。

ここで道標に従って、峰の茶屋跡避難小屋方面に進路を取り、鋭角に左に曲がる。岩の多い道を下るとしっかりとした土の道に出ます。ゆるやかな下り勾配の道です。

1万年の歴史を持つ活火山なだけに、左上にはもくもくと煙が上がっているのが見えるでしょう。土の道から岩が堆積する場所を抜けると、峰の茶屋跡避難小屋が見えてきます。その後方には三本槍岳も見え、アルペン的な景色が楽しめるエリアになります。

ガレ気味の道を下っていくとすぐにベンチが置かれた硫黄鉱山跡に着きます。遮るもののない分岐点です。気持ちのいい風を堪能したら出発してもいいが、峰の茶屋跡避難小屋周辺が混雑していそうなら、ここでランチタイムにしてもいいでしょう。硫黄鉱山跡手前で峰の茶屋跡避難小屋が見えます。

【ひと休みしたら朝日岳を目指す】
硫黄岳鉱山跡からゆるやかに下ると峰の茶屋跡避難小屋に到着。峰の茶屋跡は風の通り道として知られる鞍部。天候が悪いと想像を絶するほどの風が吹きぬけます。避難小屋から朝日岳に向かうわずかな稜線がポイント。人間の体など一瞬にして持っていかれることがあるので、そのときの状況によっては朝日岳登山を諦める必要があります。

峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳へ向かいましょう。道は剣ヶ峰の東斜面下を歩くので、しばらくは風の影響を受けることはありません。落石に注意しながら、斜面に造られた細い道を進みましょう。この斜面の道を抜けるころ、上り勾配になるとすぐに恵比寿大黒です。斜面に造られた西側が開けた道を、岩に付けられたペンキマークに従って歩きます。大きな岩が転がっていることもあるので、臨機応変に対応しましょう。

岩で組まれ、手摺り代わりの鎖が張られた階段登りが始まります。この後も鎖が斜面の岩に付けられた細い道が続き、息の上がる登りをクリアすれば朝日の肩に到着。

朝日の肩から岩稜をひと登りすれば朝日岳山頂に立てます。山頂は岩場で展望に優れ、茶臼岳は目の前に広がっています。三本槍岳などの展望もいい。

下山は峰の茶屋跡避難小屋前から那須岳山麓駅方面へ下ります。峰の茶屋跡避難小屋までは、往路を逆に歩くことになるので、鎖が張られたところはそれに頼るようにしましょう。とくに朝日の肩からの下りは足元に注意。

峰の茶屋跡避難小屋前からゆるやかに下る斜面の道に入ると、左に朝日岳、右に茶臼岳の斜面を眺めながら下ることになります。ガレ気味の道なので、滑らないように注意。下り一辺倒なので、わざとゆっくり歩くようにするといいでしょう。

中間地点をすぎると、岩稜の景色とはお別れ。登山指導所前から舗装道を歩く。直進すれば那須岳山麓駅です。

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最終更新:10/31(木) 14:12
エイ出版社

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