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へこんだ時、平常心に戻れるすごい小ワザ2つ

11/5(火) 6:15配信

プレジデントオンライン

毎日仕事をしていると、うまくいかないこともあります。そんな「調子が悪い日」でも、自分の感情を自分でコントロールするにはどうすればいいでしょうか。心理カウンセラーの中島 輝さんがすぐに試せる方法を紹介してくれます。

 ※本稿は中島 輝『自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ)の一部を再編集しました。

■なぜ調子が悪い日があるのか

 自己肯定感はあなたをとり巻く環境によって高くもなり、低くもなります。これはどんな人でも変わりません。

 たとえば、大切なパートナーと大げんかになった後やお気に入りの洋服に飲みものをこぼしてしまった直後など、どんなに強い自己肯定感を持った人でも一時的に気持ちが落ち込んでしまいます。

 大切なのは、「自己肯定感が上下動するものだと知ること」と「今、自分の自己肯定感がどういう状態になっているかに気づくこと」です。

 たとえば、

 「今朝、夫(妻)と口げんかになったから、今、私は気分が落ち込んでいる」
「自己肯定感が低い状態になっているから、小さな失敗にこんなに動揺しているのだ」
「普段、気にならない同僚の無駄話にイライラするのは、寝不足だから」
「今日、子どもにうるさく言ってしまったのは、私が心配しすぎているからだ」

 今の自分は自己肯定感が下がっているのだと知るだけでも、心は楽になるのです。今の自分の状態を自己肯定感を通して知る。それだけで、正体不明の不安や心配から解放されます。

■自己認知ができる人はなぜ心が強いのか

 「汝自身を知れ」というのはソクラテスの名言ですが、このように「なぜ、自分がこう感じているのか」を客観視し、自覚することを心理学の世界では、「自己認知」と呼びます。

 なぜ、自己認知が大切なのかと言うと、私たちの感情はマイナスの状態から一気にプラスに転じることがないからです。必ず一度、フラットな状態になってからプラスないし、マイナスに転じていきます。

 自己認知がうまくできていると、調子がいいときも「今は自己肯定感が高い状態だから、小さな失敗があってもすぐに切り替えられるのだな」と自分を客観視することができます。

また、調子が悪いときも「些細な問題が大事(おおごと)のように感じて仕方ないのは、自己肯定感が落ちているからだな」とわかっていれば、消極的なマインドが続く「自動思考の罠」に陥りにくくなります。罠に陥らないので、自分で自分の心を整えることができ、あなたが感情の主導権を握ることができるのです。 つまり、「自己肯定感は揺れ動くものである」と知り、「今、自分の自己肯定感はどういう状態にあるのか」を意識することで、どんな環境下でも自分をフラットな状態に戻すことができます。自分で本来の自分に戻すことができるのです。

■本当の自分に戻る言葉

 私はよくクライアントや講座の受講生、友人、知人に「一喜一憂しなさんな」というフレーズを投げかけます。

 これは相手にフラットな状態を意識してもらうための言葉です。

 うれしいことがあって大いに喜ぶのもいい。つらいことがあって、ずんと落ち込むのもいい。でも、喜びすぎたり、落ち込みすぎたりを繰り返していると心が疲れてしまいます。

 大きく心を上下動させて、そのギャップで消耗しないための言葉が、「一喜一憂しなさんな」です。この言葉を言うだけで、心にゆとりが生まれます。自己認知を行う時間ができます。そして、本来のあなたに戻るフラットな状態をつくることができるのです。

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最終更新:11/5(火) 6:15
プレジデントオンライン

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