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「豊かな自己満足の世界が自分を救う」アラサーしし座女性にしいたけ.さんが助言〈AERA〉

11/10(日) 11:30配信

AERA dot.

 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

【「好きにならなきゃ」の呪縛を解く、しいたけ.さんのアドバイス】

*  *  *
Q:私は何事にも目標に向かって一心不乱に努力するというやり方しかできません。うまくいくこともありますが、本当に自分が叶えたい大きな目標のときは、うまくいかないことが多いです。力を抜いて努力する方法や、物事を成功か失敗かで捉える思考回路を変えるアドバイスをいただければ。(女性/公務員/29歳/しし座)

A:肩の力が抜けないときに何が起きているか。それは「認められなきゃ」っていう言葉に集約される気がします。周囲の人に自分の存在を認めさせたい、そういう戦いになってしまっていませんか?

 人生で多くの人が肩に力が入る体験を最初にするのが、受験だと思うんです。親から「勉強してんのか」って言われて、評価や成果を出していかなければいけない、って肩に力が入る。

 肩の力が入ることにはメリットもあって、好きなことでも嫌いなことでもある程度無理やり頑張っていけば成果は出ます。

 ただ20代後半ぐらいからは、肩の力を抜くことが大事になります。どうしてかというと、まず、体力がなくなるから。24時間頑張り続ける体力がなくなってきて、どこかで力を抜かないと精神的にも肉体的にも持たない。

 急に糸が切れたような状態になったら、それは「認めさせなきゃ」から離れないといけないタイミングです。離れるために必要なのが、豊かな自己満足の世界を持つこと。

 ところで、あなたは他人から「休日何してる?」って聞かれたとき、すぐに答えられますか?

 これは実は、豊かな自己満足を持っているかどうかのチェック項目です。

 答えられる人は、肩の力が抜けていない、社交モードの人です。逆に、「えーと、何やってたっけな……」って5秒ぐらい悩む人は、肩の力が抜けている人。ロクでもない時間を過ごしているから、人に説明できないんです(笑)。肩の力が抜けてくると、インスタグラムのストーリーズの更新頻度も下がります。人に説明するまでもない休日を過ごしているってことだから。力を抜くことって、別にだらしないことではないです。厳しい生存競争を生き抜くための、一つの生存戦略だと思います。

 しし座って、僕はすごく尊敬するんですが、なんでも業務にしてしまう気合があって、スイッチを切りたくない人たちです。

 昔会ったしし座の人で、仕事が激務で3年ぐらいスーツを着たまま寝ている人がいました。パジャマに着替えてしまうと、スイッチが切れてしまうから。それはすごくしし座っぽいですが、力を抜くときはあえて、物理的に気を抜くのがいい気がします。例えば服装を変えてみる。自分の中でここから先は休むぞって決めたら、パジャマにちゃんと着替える。そのままコンビニに行ける格好は、パジャマではありませんよ。

※AERA 2019年11月11日号

最終更新:11/10(日) 11:30
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