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高齢者・障がい者の空の旅を快適に! JALなど3社が羽田空港で「自動運転車いす」実験

11/7(木) 10:10配信

Auto Messe Web

空港内で車いすが必要な人に向けた新サービス

 高齢者や障がい者はもちろん、怪我で足が不自由な人が広い空港内を移動するのは大変だ。飛行機に乗るまでの移動距離が長く、旅行の荷物があり、行き交う人も多いため、介助する人がいなければ搭乗口までたどり着くことさえ困難だろう。

【写真】自動運転車いすの自走シーン

 日本航空(JAL)、日本空港ビルデング、WILLの3社が東京・羽田空港で実施した「自動運転型電動車いす」の試験走行は、そういった空港の移動が困難で、特に車いすを必要とする人に向けたサービスの実現を目指すもの。11月2日に報道関係者に公開されたので、その模様を紹介しよう。

自働運転と自動停止が可能

 実験は羽田空港第1ターミナル南ウイング、3-9番搭乗口とコンコース間で実施。車いす利用者を含め空港内での長距離歩行に不安を感じる人など、一般からの参加者を募り行なわれた(写真は、報道関係者向けのデモで担当者が乗車)。

 実験に使用したのは、車いすメーカーのWILLが製作した電動車いす「WHILL Model C(ウィル・モデル・シー)」をベースに、自動運転機能を搭載したもの。左右アーム部分に広い視野角のステレオカメラを採用、後方にもセンサーを採用することで周囲の状況を検知し、あらかじめ登録している空港内の地図情報と照らし合わせることで「自動走行」する。

 もし、走行ルート上に人や障害物がある場合は自動停止も実施。また、複数の車いすを管理・運用できる自動運転管理システムも導入している。実験中に設定された最高速度は時速3キロだ。

スマホで直感的に操作

 操作は、車いすに搭載されているスマートフォンの画面で行なう。ほとんどの操作がディスプレイのボタンをタップするだけで可能なため、直感的で簡単。実際の導入時は、係員が利用前に使い方などのガイドを行なうため、スマートフォンの操作に慣れていない高齢者でも問題なく扱えるという。

 また、利用者が決められたルート以外の好きな場所へ行けるように、操作スティックを使った「手動運転モード」も設定している。

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最終更新:11/7(木) 10:10
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