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「好奇心」に満ちた組織をつくるには?

2019/11/7(木) 8:11配信

コーチ・エィ

質問と「好奇心」の関係

 
数年前、マネージャーが部下開発を促進するためのツールとして「部下に関する100の質問」をつくりました。

100の質問には、「私にとって成功とは?」「上司に私自身について知っておいて欲しいことは?」「私が人に誇れる仕事上の強みは?」などの質問が100個用意されています。

マネージャーは1人の部下を想定して、その部下になりきって100の質問に回答していきます。

このツールを複数の会社で何度も実施しましたが、全ての質問に答えられたマネーネジャーは皆無でした。そして、多くのマネージャーが、このプロセスを通して「思ったより、部下について知らないことに気づいた」そして「もっと、部下のことを知りたい」と部下への「好奇心」を募らせたのです。

「社員に会社の価値観を根づかせるにはどうしたらいいのか?」と頭を悩ませていた経営者にも、同じことが起こりました。

コーチングのセッション中に「社員は、会社の価値観について本当はどう思っているのか?」という問いが浮かんだ瞬間です。

その「質問」を起点に、

「どういう伝え方をすれば社員に想いが伝わるのだろうか?」
「社員は今、経営陣に何を求めているのか?」
「社員は今、経営チームをどう見ているのだろうか?」

など、その経営者の頭の中に、社員に関係する質問がどんどん湧いていきました。

そして、それらの質問を自問自答しながら、「社員について知らないことがたくさんある」ということに気づいていったのです。そして、もっと知りたいという「好奇心」が高まり、社員とスモールミーテングを始めるまでに至りました。

その後、社員と対話を重ね、社員への理解が深まるにつれて、会社の価値観を全社に根づかせる良いアイディアも手に入れたと言います。

どうやら、「質問」は「情報の空白」を顕在化するために役立ちそうです。

「質問」は「情報の空白」を顕在化させ、「好奇心」を生み出す触媒となります。

上司と部下が、あるいは同僚同士、または部門を超えて、お互いが「質問」を投げかけあうことが「情報の空白」を作り出します。

そして「好奇心」を組織内に喚起させます。

そのことが、新しい行動や思考を、組織内に生みだす契機になるのではないでしょうか?

【参考文献】
※1『子供は40000回質問する』(光文社)
イアン・レズリー(著)、須川綾子(訳)

※2 「好奇心を収益向上に結び付ける5つの方法」
フランチェスカ・ジーノ
ハーバード・ビジネス・レビュー 2018年12月号

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最終更新:2019/11/7(木) 8:11
コーチ・エィ

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