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俳優・鈴木亮平さんにインタビュー! 家族の在り方を考える

11/7(木) 19:11配信

25ansオンライン

たった“ひとよ”の出来事によって激変した家族の人生、そして15年後の思いもよらない人との再会…。
白石和彌監督が手掛けた映画『ひとよ』は、愛する子供たちの幸せを守るためと信じ、妻が夫を手にかけてしまい、それによって人生を狂わされてしまった子供たちの葛藤と戸惑いを描いたヒューマンドラマ。
今回は、本作の主要キャラクターである、稲村家の長男・大樹役を演じた鈴木亮平さんに、映画について、家族について、またここだけの撮影秘話など、たっぷりお伺いしました!

なるべく「表現」しないように気をつけました

Q.役に合わせて体重までも七変化させる「カメレオン俳優」と言われていますが、今回は何か自分を変えたことはありましたか。

今回外見で変わったことは…眼鏡をかけたことですかね。普段から、ずんの飯尾さんに似ていると言われるんですが、眼鏡をかけたら余計似てる! って言われました(笑)

それは冗談として、『ひとよ』は内面的なものが重視される作品なので、僕が演じた「大樹」に内面からなれるように深く考えていました。『西郷どん』では自分史上で最高体重になっていましたが、それからだいぶ落ちて体が戻っていたので、体形面は特に問題ありませんでした。

大樹は感情をあまり出さず、受ける、耐える、ひたすら溜めていく…という人物だったので、逆に何を考えているかということを、あまり表現しないように心掛けていました。それでも、自分のなかでしっかりと感情がうねっていれば、見てくれる人はそこを気にして想像してくれるし、感じ取ってくれるだろうなと、お客さんを信じていました。

Q. 大樹の内面とは?

大樹は幼少期から吃音を患っており、周りからの目が気になる中で、さらに「殺人者の息子である」という重荷を背負ってしまって。犯罪者の息子として育ってきた15年をどうやって埋めるのか、世間からどう思われてきたのか、そしてどう思われたかったのか…というところを、すごく意識しました。なるべく世間に見られないようにして生きたい、けれど体だけは大きくなって大人になってしまった…なので、歩き方ひとつとっても、どういう姿勢で歩くんだろうとか、内面的な部分からくるところを埋めていきました。

大樹は結婚して子どももいる設定ですので、いい家族やいい父親というものを知らずに成長したのに、なぜ早く結婚して、子供をつくろうと思ったのかが、彼のキーポイントな気がしていて。たぶん、父への抵抗、“自分は親父と違う”という証明をして、親に復讐しようとしてたんじゃないかな、と僕は思います。そういうふうに、かなり大樹と向き合ってからクランクインしました。

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最終更新:11/7(木) 19:11
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