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なぜ田代まさしは薬物と盗撮を“やめられない”のか 「生き方は変えられる」と講演していたあの頃

11/7(木) 22:30配信

文春オンライン

 11月6日、覚せい剤を所持していたとして田代まさし容疑者が宮城県警に逮捕された。これで5度目の逮捕、書類送検なども入れると8度目の警察沙汰となる。なぜ愚行をやめることができないのか。田代の“依存”の状況がよくわかる前回の盗撮事件を報じた「週刊文春」2015年7月23日号の記事を、ここに公開する。(年齢や日付は掲載時のもの)

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 芸能界に入って以来、とうとう7度目の警察沙汰だ。ボーカルグループ「ラッツ&スター」メンバーとして活躍した元タレント、田代まさし氏(58)が駅のホームで女性のスカート内を盗撮したとして、警視庁に事情聴取された。近く書類送検されるという。

「盗撮したのは今月6日午後6時40分頃、東急電鉄二子玉川駅のホームで女性のスカート内を携帯電話で盗撮したところを別の客に目撃されて通報されました。被害者は立ち去ったために特定されていませんが、田代氏は玉川署に対して容疑を認めているといいます」(警視庁担当記者)

 2000年にやはり盗撮で摘発された後も、薬物事件などを繰り返して計約7年服役した田代氏。出所した昨年以降、講演などの活動を再開していたが、犯罪からの更生がいかに難しいかを身をもって示すことになった。芸能界復帰は「決定的に消えた」(芸能関係者)が、影響は田代氏個人に止まらないという。というのも、5日前にあるイベントに出席していたのだ。

盗撮のわずか5日前に「立ち直りフォーラム」に出席していた

「今月1日、法務省の関連団体が都内で主催した『立ち直りフォーラム』で講演しているのです。犯罪からの更生を考えるイベントで、元NHKアナの堀潤氏が司会を務め、千葉景子元法相なども出席。田代氏は講演で『僕はまだ立ち直っていません』としながらも『生き方は変えられる』と薬物依存からの脱却について壇上から語ったのです。法務省にしてみれば、とんだ赤っ恥です」(同前)

 田代氏は薬物事件での服役を終えた昨年7月以降、薬物依存者の支援団体「日本ダルク」のスタッフとして活動し、今年3月には薬物依存と格闘する日々を綴った本を出版。今月2日に出所から1年を迎え、ツイッターで《刑務所に居て薬を使えないのではなく、地域社会に居て薬を使えない環境に自らの意思で身を置く大切さを改めて実感しています》と殊勝な言葉を並べてはいた。とはいえ、法務省の見識も問われざるをえまい。

 ただ、捜査関係者に言わせれば、「芸能人というより薬物事件の常習者が15年ぶりに盗撮事件を引き起こしただけのこと」。盗撮についても、最近は依存症と捉えてカウンセリングなどで治療する事例も増えてきているといい、今後は「盗撮依存からの脱却」も問われている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2015年7月23日号

最終更新:11/27(水) 20:33
文春オンライン

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