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「寝ても疲れが取れない」、その原因は“いつもの習慣”にあり?

11/8(金) 12:09配信

OurAge

日本人は世界でもっとも平均睡眠時間が短く、国民の5人に1人は睡眠に不満を持っていると言われている。「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」など、悩みは人それぞれ。でも本当の不満は「眠れない」ことではなく、「寝ても疲れが取れない」ことではないだろうか?

そもそも、私たちはなぜ眠るのか?それは、起きて活動しているときに発生した疲れを回復させるため。逆に言うと、疲れを回復させる方法は睡眠しかないのである。

とはいえ、「けっこうたっぷり寝ているのに…」「平日は睡眠不足でも、休日に寝だめしているのに…」「昼間しっかり運動してるから、コテっと眠れるのに…」それでも疲れが取れないのはどうして!?という悩みを抱えている人も少なくないはず。

じつは、「疲れ」とは、脳疲労でも肉体疲労でも、すべては「自律神経の中枢の疲労」が原因。しかも自律神経機能は加齢とともに低下して、50代では、なんと20代のほぼ1/2以下になってしまうそうだ。

では、睡眠で「疲れ」を効率よく解消するためにはどうしたらいいのか。そのポイントは2つ。

1.自律神経を疲労困憊させない
日中の生活や睡眠中に、自律神経が過剰に疲れるような要素を極力減らすこと。

例えば、音が出る目覚まし時計で起きるのはNG。「目覚まし時計で起きるのなんて当たり前じゃないの?」と思う人もいるだろう。しかし、大きな音で目覚めることは、リラックス状態の副交感神経から、活動状態の交感神経にいきなりスイッチオンする状態。これが自律神経の疲労を助長させてしまう原因に。

2.睡眠は長さを確保するよりも、「質を高める」
睡眠時間も大切だけど、それよりもいい眠りを得ることのほうが大切。

睡眠の質を高めるためには、なにより規則正しい生活がいちばん。休日の「寝だめ」は、睡眠のリズムを乱すので逆効果となってしまうが、昼間の20分以内の昼寝はOK。ただし、寝過ぎは夜の睡眠に影響するのでNG。

寝ているときの「いびき」は、無呼吸や低呼吸になっていることが多く、この酸欠状態を補助するために、本来休んでいるはずの睡眠中にも自律神経がフル稼働することに。眠りも浅くなるので、疲労が取れない原因になる。特に、アラフィフ世代になると、喉の筋肉低下のためにいびきをかく人が増えるので、自分がいびきをかいているという自覚のある人は要注意。

ちょっとしたことの積み重ねが、自律神経を余計に疲れさせている。なにげなく行なっているいつもの習慣が、じつはあなたが「眠っても疲れが取れない」原因なのかもしれない。

どんなふうに起きるか、午後はどう過ごすか、そして寝る前に何をするか――。長時間寝ればいいというわけではなく、朝、昼、夜の過ごし方をちょっと変えてみることで、意外に簡単に「いい眠り」ですっきりした朝を迎えることができるのだ。

イラスト/内藤しなこ 原文/文/山村浩子

最終更新:11/8(金) 12:09
OurAge

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