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プロが教えるビールの基本|おいしくなる注ぎ方、各種による違い、ペアリングのコツ

11/8(金) 17:32配信

エイ出版社

日本国内で生産されているご当地ビールや海外のビールには、フルーティーなものや口当たりがやわらかいものなど、ビールといっても様々な種類があるのをご存知ですか?そこで今回は、知っているようで知らなかった「ビールの基本」から、今日の晩酌からすぐ使える「おいしさを引き出す注ぎ方」、ビールの用語集などたっぷり解説します!

ビールを造る5つの要素

ビールの構成要素は、麦芽、ホップ、水、酵母、そしてときに入ることのあるその他の副原料。使う種類や分量次第でさまざまなビールができます。

【麦芽】
麦芽は麦を発芽・乾燥させたもので、ビールの主原料。味や香りの決め手となります。造りたいビールのスタイルや色、味によって、使う麦芽や組み合わせ方が変わります。

【ホップ】
ホップは、ビールに苦味と香りを与えるつる性の植物。ビールの濁りを取り除いたり、泡の形成や泡もちをよくしたり、雑菌を抑える作用も合わせ持っています。

【副原料】
味わいの調整などに活躍する、4つの基本原料以外の原料。日本では米やとうもろこしなど使用できる副原料が酒税法で定められていて、その他を使うと発泡酒扱いに。

【水】
水はビールの原料の約90%以上を占め、水の違いでビールの特徴も変わります。一般的に、淡色のビールには軟水、濃色のビールには硬水が適するといわれています。

【酵母】
麦芽から生成された糖分を分解し、アルコールと炭酸ガスを作る微生物。主に上面発酵(エール)酵母と下面発酵(ラガー)酵母があり、使う種類や量で味が変わります。

ビールの造り方

麦からビールができるまでの間には、大きく6つの工程があります。造り手は、それぞれの工程で工夫を重ね、独自のビールを造り出します。

[1]製麦
大麦を発芽させて麦芽を作ります。約15度の水に2日間ほど漬けた後、発芽床で発芽させ、温風で乾燥して芽の成長を止めたものが麦芽です。

[2]仕込み
酵母が発酵するために必要な糖やアミノ酸が豊富に含まれた麦汁を作ります。麦芽の粉砕、糖化、ろ過、煮沸、冷却の工程があります。

[3]発酵
麦汁中の糖を酵母が食べてアルコールと炭酸ガスを生成。アルコール度数の高いビールを造るためには、濃度の高い麦汁が必要になります。

[4]熟成
発酵が終わると「若ビール」と呼ばれる香りも味わいも未完成なビールができます。これを低温で熟成させ、香りや味わいを調整します。

[5]ろ過・熱処理
品質を保つため、ろ過して酵母を取り除くか、熱処理で酵母の活動を止めます。どちらも行わず、酵母が生きた状態で出荷するものもあります。

[6]パッケージング
でき上がったビールを瓶や缶、樽などに詰めていきます。ビールと酸素の接触を極力少なくし、酸化によるビールの品質の劣化を防ぎます。

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最終更新:11/8(金) 17:32
エイ出版社

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