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男の子赤ちゃんの泌尿器・性器の病気 停留精巣・停留睾丸の症状とケア【医師監修】

11/8(金) 18:10配信

たまひよONLINE

泌尿器と生殖器は、ともに細菌などに感染しやすい部位。どこかに炎症が起こると、泌尿器全体や生殖器にまで影響を及ぼしやすくなるのが特徴です。また、生殖器の病気は生まれつきのものがほとんどです。経過を観察し、医師と相談して治療を進めましょう。

赤ちゃんの停留精巣(ていりゅうせいそう)・停留睾丸(ていりゅうこうがん)って?

精巣が袋の中に下りてきていない状態。1歳前後でも下りないときは手術をします。

停留精巣・停留睾丸の主な症状

・陰囊内に精巣がない

停留精巣・停留睾丸になりやすい月齢・年齢

先天性、新生児期~

停留精巣・停留睾丸になりやすい季節

通年(春・夏・秋・冬)

赤ちゃんの停留精巣・停留睾丸 精巣が途中で止まり陰囊の中に下りてきていません

精巣(睾丸)は胎児期の初めにおなかの中でつくられ、成長とともに下りてくるもので、出産前には陰囊内に収まります。ところが、なんらかの原因で精巣が途中で止まり、陰囊の中に完全に収まらない状態が停留精巣です。精巣が陰囊近くに下りてきている場合もあれば、完全におなかの中にあるものまで状態はさまざまです。片方の精巣だけ下りていないことも多く、陰囊が片側だけ小さいことで病気に気づく場合もあります。また、鼠径ヘルニアを併発することもあり、精巣の固定状態が悪いことから精索捻転を起こす可能性も高くなります。

精巣が停留していると、正常な状態よりも精巣の温度が1.5~2度くらい高くなるため、精巣の発育が妨げられます。その結果、精子をつくる能力が低下し、将来、不妊の原因になることも考えられます。

停留精巣の状態
赤ちゃんの停留精巣・停留睾丸 治療&ホームケア

停留している精巣は、6ヶ月ごろまでは自然に下りてくる可能性があります。しかし、下りてこない場合もあり、そのまま放置すると精巣の発育が妨げられてしまいます。また、外性器の形がほかの子どもと異なってしまい、成長とともに見た目の違いを本人が気にするようになることもあるでしょう。そのため、1歳前後になっても下りてこないときは、精巣を陰囊内に下ろして、正常な位置に固定する手術を行います。停留している位置によって手術にかかる時間は変わりますが、だいたい1時間程度で、入院期間は日帰りから2泊程度となります。

陰囊を触ってみて手ごたえがないときや、脚のつけ根あたりに丸いしこりがあるときは受診しましょう。

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最終更新:11/8(金) 18:10
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