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最近寝てばかり……それは老化じゃなくて「認知機能不全症」かも

11/8(金) 16:35配信

いぬのきもち WEB MAGAZINE

犬も人と同じように加齢とともに認知機能が衰え、認知機能不全症になります。8才以上のシニア犬で、「最近、寝ていることが多い」「呼びかけても反応しなくなる」といった様子が見られるようになったら注意が必要です。

睡眠時間が長くなり、悪化すると夜鳴きすることも

認知機能不全症は、8才以上のシニア犬に発症しやすいといわれ、脳の神経細胞の減少や脳の委縮が原因で、認知機能に障害が出てくる病気です。よく見られる具体的な兆候としては「睡眠時間が長くなる」「ぼんやりしている」「飼い主さんの呼びかけに反応しない」などが挙げられます。睡眠時間が長くなるだけなら、日常生活にとくに支障は出ませんが、悪化すると夜鳴きをしたり、怒りやすくなったりといった症状があらわれ、犬自身もストレスを感じ、飼い主さんの負担も大きくなります。

そそう、徘徊……認知機能不全症のおもな症状

認知機能がうまく働かないと、次の3つの症状が現れます。

1。記憶力が低下する「記憶障害」
それまで覚えていたことを思い出せなくなったり、新しく経験したことを記憶できなくなります。たとえば、しっかりトイレトレーニングができた犬も、記憶障害によってトイレの場所がわからなくなり、そそうをしてしまいます。

2。場所や時間の感覚がなくなる「見当障害」
見当障害が生じると「ここがどこか」「今が昼か夜か」など自分のいる場所や時間の見当がつかなくなります。そのため、昼夜の区別がつかなくなり、夜中に起きて鳴くことがあります。

3。判断や予測ができなくなる「判断力の低下」
まわりの状況を把握したり、自分がとるべき行動を判断する力が低下します。たとえば、後ろに下がれずに、部屋の隅から出られなくなったりします。判断力の低下にともなう不安や恐れから、ひとつところを円を描くようにうろうろすることもあります。

こうした異変が愛犬にあらわれて初めて病気と気づくことが多いです。

動物病院では認知機能不全症のチェックシートにもとづいて「人に対しての反応は鈍くないか」「排泄場所を間違えないか」など日常生活の様子をチェックして認知機能のレベルを調べます。また、画像検査で脳の委縮などを調べて、診断することもあります。

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最終更新:11/8(金) 16:35
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