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【荒川決闘ドキュメント side“B”】元野球少年が告白「彼女をめぐってゴチャマンは避けたかった」

11/8(金) 18:00配信

文春オンライン

【荒川決闘ドキュメント side“A”】アニメ好き不良少年がSNSで因縁つけたらタイマンに から続く

【写真】決闘場所周辺ほか、この記事の写真をすべて見る(7枚)

 警視庁千住署は10月30日、事前に申し合わせて喧嘩をしたとして、決闘と傷害の疑いで足立区と荒川区に住む16歳の少年AとBの2人を書類送検した。

 今年1月、荒川区の少年Bは交際していた彼女C子のことを足立区の少年AにSNS上で批判され立腹。「タイマンしよう」とAに決闘を申し込んだ。事前に「武器は使用しない」「ギブアップするまでやる」「被害届をださない」などのルールが決められ、翌日荒川の河川敷で30分程の決闘がおこなわれた。

「週刊文春デジタル」では、決闘し書類送検されたという少年2人に話を聞いた。



 荒川区在住のBは、都内高校に通う高校1年生(事件当時は中学3年)。窪田正孝似のイケメン。中学時代は野球に励み全国大会出場の過去を持つ強肩だった。野球推薦で強豪校からのスカウトもきたが坊主が嫌で断わり今は草野球で活躍。将来の夢は社会人野球でまず活躍すること。好きなゲームはカーレース。好きなヤンキー漫画は「ドロップ」「クローズ」「HIGH & LOW」。

 タイマンのきっかけは今年1月はじめ、BのSNSに書きこまれたAのコメントだった。

「昼くらいに彼女のC子と2人で撮った動画をSNSに上げたらその日の夜頃、面識もないAから突然『なんでC子と付き合っているの?』とSNS上で言われました。そこからいろいろ送られてきて、好きだった彼女を侮辱されてかなり腹が立ちました。C子からは『Aはそういうすぐおちょくってくるやつだから』『やめて!』と止められたのですが、怒りは収まりませんでした。AはC子と同じ中学だったので、C子経由でAの周りの友人からLINEを聞き連絡しました」

 クレームを入れたものの、謝らないA。BはAの友人にも相談したものの事態は収まらなかった。

「Aからは『今すぐ来いよ』と言われていたのですが、彼らは集団で喧嘩するイメージがあったのでリンチされるのが嫌で、翌日に“タイマン”ってかたちにうまくもって行きました。荒川区の仲間はAたちに比べて数も少ないので、少しでも敵が増えないためにも『お互いの区の中間地点である荒川の橋の下でやろう』と僕から送りました。

 事前に《武器なし、チクリなし、ギブをしたら終わり》のルールを決めました。LINEでは『怖くてちびるなよ?』『怖くて寝れないだろ』と罵りあい、Aからは『バックれたらゴチャマン(複数で喧嘩)だからな』とも言われました。僕はこれまで友達とちょっと調子に乗ってパリピなことをしてきただけで、喧嘩もしたことなかったので本当はドキドキでした」

 

 翌日、Bは何度もイメージトレーニングをしながら、お気に入りのニットとスウェットに着替え、友人7名と共に河川敷へと向かったという。正午、荒川の西新井橋下の河川敷に着くと、すでにAが待っていた。土手にはAの仲間と思しき集団がたむろしていた。

「荒川の自分の仲間たちの倍以上いた印象でした。仲間たちもゴチャマンを覚悟していました。土手を降りてAのところに行くと、『よう、B~』って、余裕な感じでAから声をかけられました。土手からは『早くやれよ!』とか野次も飛んでいてボクシングのセコンドのように『こう殴れ』とか言っている人もいました。正直怖かったです」

 互いに持ち物検査や決めごとを確認した後、ギャラリーにスマホでの撮影、SNSへの投稿禁止を訴えた。改めて対峙すること数分、A側のギャラリーの一人が「スタート!」と声を上げた。

「掛け声と同時にAの拳が顔の前にあり、目の付近を殴られました。そこから頭は真っ白になりこちらもやり返しました。やる時はやりあって、距離をとって牽制する時は牽制し合って。30分くらいやっていました。もう痛いし疲れるし、『なんなんだ』ってときに土手のほうから警察が来ました」

 決闘をみかけた近隣住民からの110番通報により警察官が駆けつけると決闘は中断になった。Aは警察官に取り押さえられた。

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最終更新:11/8(金) 18:00
文春オンライン

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