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ドネア、2階級上のフェザー級で再起方針 陣営が明かす「減量に集中してほしくない」

11/8(金) 17:03配信

THE ANSWER

井上に敗戦後、プロモーターが単独取材に「勝つことに集中させたい」と言及

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム決勝が7日、WBA&IBF王者の井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ち。WBSS制覇を達成した。戦前の予想を覆し、井上を追い詰めたドネアのプロモーターを務めるリチャード・シェーファー氏が「THE ANSWER」の単独取材に応じ、健在ぶりを示した36歳の今後に言及。「減量に集中して欲しくはない。試合に勝つことに集中させたい」と語り、2階級上のフェザー級で再起をかける方針を明かした。

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 海外のブックメーカーやメディアの井上KO予想を覆し、世紀の名勝負を展開したドネア。無敵のモンスターを流血に追い込むなど「フィリピンの閃光」の異名通りの強さを見せたが、東京でWBSS優勝の夢を叶えることはできなかった。36歳のレジェンドの次戦に注目が集まる中、アリーナで熱戦を見守った大物プロモーター、シェーファー氏はドネアの戦略について明かした。

「彼の希望を聞かなければいけない。個人的には色々な選択肢も存在するが、別の階級で戦う選択肢が大きい。私は階級を戻したいと思っている。126ポンドで、リオ・サンタクルス(メキシコ)と戦う可能性がある。そういうファイトがいいだろう」

 フェザー級で再起し、WBA世界王者のサンタクルスとのタイトルマッチに挑戦する可能性を明かしたシェーファー氏。ドネアはWBSS開幕前、2階級上のフェザー級を主戦場としていた。昨年4月にWBO世界フェザー級暫定王者決定戦でカール・フランプトン(英国)に判定負けを喫していたが、126ポンドの世界で再起を期すプランを、プロモーターとしては進めたい意向のようだ。

井上戦も減量苦か「少しばかり萎んでいるようにも見えた」

「計量で彼を見た際、少しばかり萎んでいるようにも見えた。正直、絶好のコンディションには見えなかった。彼はバンタム級にしてはサイズは大きいし、背も高いんだ。彼が126から118(ポンド)まで落としたことを忘れてはいけない。私は彼に減量に集中して欲しくはない。もっと試合に勝つことに集中させたい」

 ドネアは予備検診で身長170.2センチ、リーチ174.0センチ、首回り36.0センチ、胸囲87.0センチを記録。いずれも井上を上回り、決勝の舞台でも体格差を生かし、圧力をかけたが、減量苦があったようだ。

 シェーファー氏は「126(ポンド)で戦うことになれば、リオとタイトルマッチができる。ロサンゼルスでビッグファイトになる。ステイプルセンターで数多くのファンを集めることができる」とも語った。

 モンスターを追い詰めたフィリピンの英雄は、敗戦でも評価を高めた。活動拠点の米国西海岸で高い人気を誇る36歳は井上との再戦より、フェザー級でメガマッチに挑む道を歩むことになりそうだ。

THE ANSWER編集部

最終更新:11/8(金) 18:03
THE ANSWER

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