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「金銭感覚が異なる夫婦」事例集、妻が怖くて浪費を止める、衝突して離婚…

11/8(金) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 生活を共にするものとして、経済的な感覚はなるべく似通っていることが望ましい。とはいえ、結婚して一緒に暮らして初めてお互いの金銭感覚に気づくこともある。一致していればそれに越したことはないが、そうでなかったら…。(取材・文/フリーライター 藤井弘美)

● 金銭感覚の齟齬 ある程度はすり合わせ可能

 相性がいい者同士は良好な人間関係を維持していきやすい。しかし人間関係にもいろいろあるので、どんな関係性の相手かによって求められる“相性がいい部分”は変わる。友人ならウマが合う、ビジネスパートナーならお互いの弱点を補い合える……などである。

 基本的に長いスパンでの人間関係を求められるものの代表は夫婦である。反りが合わなければ離婚という選択もあるが、一応“末長い愛”を誓ってなされるのが結婚である。夫婦がうまくやっていくためには相互の努力が不可欠だが、相性のいい部分が多いほどうまくいきやすいであろうことは想像に難くない。

 金銭感覚は夫婦間の相性の中でも特に重要なもののひとつであると同時に、夫婦間で齟齬(そご)が生じやすい要素の筆頭でもある。結婚後は一緒に生活するなどして2人の距離が縮まるため、普段のデートでは取り立てて意識されることのなかった金銭感覚の違いがいきなり浮き彫りになったりする。運よく元から似たような金銭感覚であったなら摩擦はあまり生じないが、ある程度隔たっているものであればそれは夫婦にとって悲劇である。

 金銭感覚はしかし、ある程度すり合わせが可能な性質のものでもある。齟齬があったらお手上げするしかないのではなく、2人の努力で解決できる可能性を秘めている。ではその齟齬はどうやったら乗り越えることができるのか。数人のケースを参考に、いくつかの具体例を見ていきたい。

● うまくいったケース 共通の目的を設定・再確認

 Aさん(45歳男性)の家庭は共働きで、夫婦ともによく稼いでいた。Aさんはお金を管理することに長けていて、節約が好きで、貯金が趣味だった。反対にAさんの妻は浪費家で、全身をブランド物で固め、何をするにつけても値段が高い方を選択した。稼ぎの額は2人とも同じくらいだったが、その稼ぎの使われ方が180度違う。金銭感覚は大いに違っていた。

 それでも結婚当初、その点は問題にならなかった。

 「『妻は本当に浪費する人だな』と。予想通りでしたし、別に大して気にはなりませんでした。いや、『将来大丈夫かな』とは思っていましたが、まだあの頃は2人とも若かったので、『将来なんてなんとでもなる』と楽観していました。特に妻は」(Aさん)

 そんなこんなで2人とも新婚をなんとなく楽しんで生活していたが、やがて妻が妊娠した。妻は身重の体をおもんぱかりながら変わらず浪費しようとしたが、ここでAさんが行動に出た。

 「(妊娠は)妻の浪費をたしなめるいい機会かなと思い。何しろ貯金を聞くとほぼゼロだというのですから。『子育ての費用はどうするの?』と聞くと『買い物をちょっと我慢して必要なだけ稼ぐ。すぐに稼げる』とかなり楽天的なので、『稼ぎが減ることも万が一ありえる。そうなったら俺たちはいいけど、生まれてくる子どもがかわいそうだ』と主張すると妻も理解してくれたみたいで、『これからは浪費を控える』ということで話が付きました。

 妻はその時はまだ母性というより親になることへの責任感でそう決意したようです。出産後は母性全開になりましたが」

 妻はAさんに「ケチ!」などと文句を言いながら家計の管理を任せ、以前ほどの浪費はしなくなった。とはいえ、浪費欲は依然としてあるようで、Aさんが許可した範囲での浪費が許されているそうである。

 「妻もがんばって努力してくれているので、少しくらいは大目に見ないと逆に申し訳ない。前よりは小規模になりましたが、ちょっとした浪費がストレス発散になっていればいいと思います」

 どちらか一方に極端な我慢を強いると関係は破綻しやすいが、この場合だとAさんは妻のたまの浪費を認めることで、妻は貯金に協力することでお互いが譲歩している構図になる。子どもという共通の目的のために夫婦が折り合いをつけながら糸口を見出した例である。

 夫婦共通の目的には、こんなケースもある。

 Bさん(34歳女性)が結婚することになった男性には借金があった。その事実をBさんは婚約前に知らされていて、かなり悩んだが結婚を決意。Bさんの両親は激しく反対したがそれを押し切る形となって2人は結ばれた。ギャンブルの類いとは無縁だった夫の借金はFXをしくじってこさえたもので、FXからは足を洗ってすでに久しかった。

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最終更新:11/8(金) 6:01
ダイヤモンド・オンライン

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