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アパレルECの実力者が新会社 D2Cブランド立ち上げより、支援する側を選んだワケ

11/8(金) 19:00配信

WWD JAPAN.com

インフルエンサーやクリエイターが自らブランドを運営するD2Cブランドが増えている。ECシステムとしてもBASEやSTORES.jp、クラウドファンディングなどが登場し、ブランドの運営や起業のためのハードルは確実に下がっている。その一方で、ある一定以上の規模を超えると途端に使えるツールが限られてくる。アパレルECのベンダーは少なくないが、その多くは既存の大手企業向けに最適化されているからだ。

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動画配信のプラットフォーマー大手CANDEEで執行役員ライブコマース部門を率いていた鍛治良紀氏は9月、そうしたD2Cブランドを支援するため、同社をスピンアウトし、新会社ブランディット(BRANDIT)を設立した。同社はCANDEEの一部出資を受けつつ、鍛治氏自身がCANDEE時代に立ち上げた、インフルエンサー佐野真依子のD2Cブランド「トランク 88(TRUNC 88)」を切り出し、新事業としてD2Cブランドを、生産から物流までをワンストップで提供するBtoB向けのソリューション事業を来春にもスタートする。

もともと鍛治氏は、インフルエンサーを駆使したファッションビジネスに最も精通したプロデューサーの一人だ。サイバーエージェントなどを経て、2013~15年に在籍したマークスタイラーではEC部門のトップとしてチームを率いた後に、多数のインフルエンサーを抱えるデジタルマーケティング部門を切り出した別会社タイムズ・トランジットでトップを務めた。当時のマークスタイラーは「エモダ(EMODA)」「ムルーア(MURUA)」などの若い女性に人気の多数のブランドとインフルエンサーの両輪を、ブログと自社メディアを組み合わせたデジタルマーケティングを駆使して回すことでリアル店舗とECを同時に成長させた、デジタル先進企業だった。

16年からはスマホ時代の新たなプラットフォーマーとして創業されたばかりのCANDEEのライブコマース部門の責任者に転じた。インフルエンサー発のファッションビジネスに関して表も裏も知り尽くした鍛治CEOがなぜいま、ECのシステム会社なのか。「この分野のマーケットは今後大きく成長する。これからは一つのブランドが100億円、200億円になる時代じゃない。もしかしたら50億円を超えることも難しいかもしれない。そういった中で一人で立ち上げられるブランドの数には限りがある。ビジネス的に見れば、ソリューションの提供の方がずっとビジネスチャンスが大きい」と分析する。

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最終更新:11/8(金) 21:43
WWD JAPAN.com

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