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絶対王者ウォリアーズの衰退で、LAの2チームがウエストの主役に名乗り!【NBAカンファレンス展望】

11/9(土) 7:18配信

THE DIGEST

 ほんの少し前までは、ウルブズが現在のペリカンズのような立ち位置にあった。アンドリュー・ウィギンズとカール・アンソニー・タウンズ、14、15年のドラフト1位コンビが順調に成長を遂げれば、今頃は優勝を狙えるチームになっていると思われていたのだ。

 だがタウンズはともかく、ウィギンズは完全に伸び悩んでしまい、チーム全体もディフェンスやチームプレーの意識が低いままだ。個々の才能は間違いなくあって、それを上手に導ける指導者がいればダークホースになり得るかもしれないが、可能性はあまり高いようには思えない。

 ウルブズとは正反対のチームカラーであるスパーズも、黄金期を支えたベテランが次々にいなくなって、持ち味である守備力の低下が著しい。だが故障から復活するデジャンテ・マレーや3年目のデリック・ホワイトなど楽しみな若手もいて、彼らの成長度合がプレーオフ進出の成否を占う。

 プレーオフ一歩手前まで持ち直してきたキングスも、ディアロン・フォックスを筆頭に伸び盛りの若者の宝庫。新HCのルーク・ウォルトンが彼らのポテンシャルを引き出せれば面白い存在だ。
 
 マーベリックスは、クリスプタス・ポルジンギスが故障からどれだけ回復しているかがポイント。100%の状態で戻ってくれば、昨季の新人王ルカ・ドンチッチとの強力コンビが形成され、シーズン中の補強次第で台風の目になり得る。

 サンズはデビン・ブッカーとディアンドレ・エイトンを中心に少しずつ戦力が充実し始めているが、もう少し時間がかかりそうだ。

 残るグリズリーズとサンダーは完全に再建モードへ突入。グリズリーズのテーマは、新人のジャ・モラントら将来を担う有望株をどれだけ成長させられるか。サンダーの目標は、ウエストブルックの代わりに獲得したクリス・ポールを高く転売し、ドラフト指名権のコレクションをさらに充実させられるかに置かれている。

文●出野哲也(フリーライター)

※ダンクシュート 2019-20シーズン NBAコンプリートガイドより加筆・修正。

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最終更新:11/9(土) 7:18
THE DIGEST

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