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赤ちゃんの食物アレルギー 症状とケア【医師監修】

11/9(土) 16:05配信

たまひよONLINE

乳幼児期に注意したい病気はほかにもたくさんあります。なってしまったときに正しい対処ができないと、赤ちゃんによけいつらい思いをさせてしまうことも。この中には重症化しやすい病気もあるので、あらかじめきちんとした知識を持っておきましょう。

赤ちゃんの食物アレルギーって?

特定の食物に反応するアレルギー症状。自己判断の食物除去は厳禁です。

食物アレルギーの主な症状

・じんましん
・嘔吐
・下痢
・血便
・湿疹の悪化

食物アレルギーになりやすい月齢・年齢

生後3ヶ月~

食物アレルギーになりやすい季節

通年(春・夏・秋・冬)

赤ちゃんの食物アレルギー こんな病気
特定の食品を食べるとさまざまな症状が現れる病気

食べ物に含まれるタンパク質などに、アレルギー反応を起こした状態です。唇・舌・のどなどのかゆみ、じんましん、嘔吐、下痢、鼻炎、せき、ゼーゼーする呼吸音、結膜炎など、体のさまざまな部位に症状が現れます。重症だと気道の浮腫で呼吸困難になったり、血圧が低下してショック状態(アナフィラキシー・ショック)になり、生命に危険を及ぼすこともあります。

原因となるのは卵、牛乳、魚などの動物性食品が多いですが、小麦やそばなどの植物性食品に反応することもあり、ほとんどの食べ物に可能性があります。

赤ちゃんの食物アレルギー 治療&ホームケア
原因となる食品を少しずつ食べさせていく治療法もあります

症状に合った薬が処方され、血液検査などの結果から、除去療法を行うこともあります。ただ、徐々に症状が軽くなることが多く、厳しい食事制限はあまりしません。ママ・パパが自己判断で食物除去を行うのは厳禁です。最近は医師の指導のもとで原因となる食品を少しずつ食べさせて、摂取可能にしていく治療が注目されています。

代表的な薬

・抗ヒスタミン薬(ぺリアクチンなど)
・抗アレルギー薬(ザジテンなど)
・ステロイド薬入り塗り薬(ロコイド軟膏、キンダベート軟膏など)

アレルギー検査

何を食べて、どのような症状が出たかなど、家庭での様子を問診で詳しく聞いたあと、血液検査でアレルギーの疑いがある物質に対して反応するlgE抗体の濃度を調べます。原因と思われる食物をいったんすべて除去し、まったく食べない状態を続け、症状が改善するかどうかを確認する除去試験をすることもあります。さらに医師の指導のもとで様子を見ながら除去した食物を食べ、反応を確認する食物負荷試験が行われることもあります。

 監修:横田俊一郎 先生
横田小児科医院 院長 東京大学医学部付属病院小児科に入局、社会保険中央総合病院(東京都新宿区) 小児科部長などを経て、1993年より神奈川県小田原市で開業。外来診療を中心に、ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けています。

▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』

※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。

たまひよ ONLINE編集部

最終更新:11/9(土) 16:05
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